エヌビディア 「ムーアの法則は死んだ」とCEOが発言

エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、9月21日、記者とのテレビ電話による質疑応答の中で、「ムーアの法則は死んだ・・・完全に終わったのだ」と語りました。

エヌビディアは9月20日、GeForce RTXシリーズとしては第3世代となるAda Lovelaceアーキテクチャを採用したRTX 4090カードとRTX 4080カードの発売を発表しました。4090は1,599ドルで10月12日に、4080カードは899ドルと1,199ドルで11月に発売される予定です。

しかし、この価格設定に多くのゲーマーが怒りの声をあげています。というのも、前世代のRTX 3080は、2年前の発売時に699ドルという価格だったからで、一番低い価格帯のものでも30%近い値上げになっていることに腹を立てているユーザーが多いようです。

ジェンスン・フアンCEO氏の発言は、このことを指摘した記者の質問に答えたもので、製造コストが上昇しており、「12インチのウエハーは、今日、より高価になっている」と語り、ムーアの法則が今や通用しなくなったことを指摘しました。

ムーアの法則とは、インテル(INTC)の共同創業者であるゴードン・E・ムーア氏がかつて、半導体業界の技術革新について語ったもので、「チップに組み込まれるトランジスタの数は、24ヶ月ごとにおよそ2倍になる」と述べ、半導体回路の線幅の微細化により半導体チップの小型・高性能化が進み、半導体の製造コストも下がることを意味していました。

フアンCEOは、ゲーマーは価格帯ごとに性能を比較する必要があるとし、新しいAda Lovelaceカードは、同等の価格帯の先行製品に対して「記念碑的に優れている」と述べています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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