バーンスタインのアナリスト、マーク・シュムリック氏は、アマゾン・ドット・コム（AMZN）の収益性が来年、劇的に改善すると考えています。
9月9日に同氏は、アマゾン株のアウトパフォームの格付けと160ドルの目標株価を再度提示しました。この目標株価は現在133ドルあまりの株価から20％の上昇の余地があることを意味します。
同氏はアマゾンの現状について、投資家は過去6四半期にわたって失望しており、アマゾンからより良い利益の数字を待っている状態だとした上で、インフレと原材料費の圧力が収まれば、同社の現在の積極的なコスト削減策の効果が表れ、期待した報酬が得られると見ています。同氏は、アマゾンの2023年の営業利益を356億ドルと予想しています。
同氏は、インターネットの巨人が2023年に高い営業利益の数字を計上すると考える5つの理由を挙げています。
1.欧米のプライム会員の更新（アマゾンは2月、米国でプライム会員の年会費を119ドルから139ドルに値上げすることを発表）
2.キャパオーバーと人員過剰による悪影響が薄れること
3.NFLの試合などのビデオコンテンツからもたらされる広告収入の増加
4.アマゾン・ウェブ・サービスや広告など、より収益性の高いセグメントからの増収
5.燃料や賃金のインフレの正常化
アマゾンの株価は今年に入り、22％あまり下落しています。
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