四半期決算を発表したZスケーラーが急騰

9月8日に四半期決算を発表したZスケーラー(ZS)の株価が9日のプレマーケットで15%高の177.3ドルと急騰しています。

クラウドベースのセキュリティソフトウェアを提供する同社の第4四半期決算の売上高は3億1,810万ドルで、売上高に当四半期に計上した繰延売上高を加えた請求額は5億2,040万ドルでした。株式報酬型その他の項目を除いた調整後当期純利益は1株当たり25セントとなっています。

ファクトセットが調査したアナリストのコンセンサス予想は、売上高が3億540万ドル、請求額が4億6720万ドルで、1株当たり利益は21セントとなっており、いずれの項目も上回っています。

次の四半期である第1四半期については、売上高3億3900万ドル〜3億4100万ドルで、調整後の1株利益が約26セントになるとの見通しを同社は示しました。

アナリストの予測では、同四半期の売上高が3億2,510万ドル、請求額が3億2,910万ドルで、1株当たり21セントとされています。

また、通期の見通しについては、売上高は14億9000万ドル〜15億ドル、請求額は19億2000万ドル〜19億4000万ドルで、調整後1株当たり利益は1.16ドルから1.18ドルになるとの数字が示されました。

アナリストの予測は、売上高14億7,000万ドル、請求額18億6,000万ドルで、1株当たり利益は1.04ドルとされていました。

RBCキャピタル・マーケッツ のアナリスト、マシュー・ヘドバーグ氏は、「大規模で、不透明なマクロ環境にもかかわらず、Zスケーラーは非常に好調な四半期を送り、全面的に予想を上回った」と述べています。

また、Zスケーラーの通期の売上高と請求額のガイダンスは「予想を上回り、私たちの意見では、年間を通じてより高い水準で推移する可能性が高い」とし「我々は、力強い成長と収益性に引き続き感銘を受けている」 と同氏は述べています。

ヘドバーグ氏は、「アウトパフォーム」の格付けは維持とし、目標株価を200ドルから210ドルに引き上げています。

ウェドブッシュのダン・アイブス氏は、現在のような状況下において示された、Zスケーラーの第4四半期業績とガイダンスは、「ZSの基本的な強さが、この弱いマクロの環境を乗り切る力を与えているため、強気派にとって大きな安心材料となるだろう」と述べています。

特に同氏は請求額が大幅に増えたことについて、「ショーの主役であった」と称賛しています。

アイブス氏は「アウトパフォーム」の格付けと200ドルの目標株価を維持しています。

*過去記事「FAANMGよりも注目される、次の10年での飛躍が期待できるテック株

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