エヌビディア 強気になるには未解決の問題が多過ぎる

8月24日に第2四半期決算発表を予定しているエヌビディア(NVDA)ですが、ウェドブッシュのアナリスト、マット・ブライソン氏は22日、「ニュートラル」の格付けと目標株価190ドルを再度表明しました。

暗号通貨のマイニングへのエクスポージャーの問題が完全にリスク回避されたかどうか、価格設定の持続性(特にハイエンドのグラフィックスカード)、世界経済の減速の影響など、同社が対処しなければならない問題がいくつかあると同氏は指摘し、問題解決の見通しが立つまではエヌビディアに対して強気になれないとしています。

今月初め、エヌビディアは第2四半期に期待はずれの決算を事前発表しました。同社は、7月期の売上高を67億ドルと予想しており、ガイダンスの81億ドルを大幅に下回る見通しです。ゲーム分野の売上が予想を下回ったことと、厳しいマクロ環境を理由に挙げています。

経営陣は声明の中で、24日に発表されるまでは数字についてコメントしないと述べ、「厳しい市場環境」が第3四半期も続くと予想していることを付け加えています。
エヌビディア 第2四半期の売上高と粗利益率の大幅下方修正で8%下落

ブライソン氏は、ゲーマーからの需要が弱いことを懸念しています。タートル・ビーチ(HEAR)やコルセア・ゲーミング(CRSR)などの他のゲームハードウェアメーカーからのガイダンスが悪かったことを同氏は懸念する理由にあげています。

「ゲームトレンドは、最近の四半期では、(マクロ的な課題を考えると驚くことではないが)あまり強くないようで、逆風は、どちらかといえば、今後ますます強まるだろう」と同氏は書いています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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