「アップル iPhoneの好調な販売で予想を上回る業績を達成」でお伝えしたアップル(AAPL)の第3四半期決算、2022年4~6月期の決算報告の内容についてのアナリストの反応です。
予想を上回る堅実な四半期決算を発表し、投資家の不安を払拭した今回の報告についてアナリストは好意的に反応し、同社が今後数四半期にわたってアウトパフォームを続ける可能性があると確した旨が相次いで表明されています。
「我々は、iPhoneの需要と印象的なパフォーマンスで、サプライチェーンの不足をナビゲートするクパチーノ(アップルの本社所在地)の能力に関する主要な強気の声明として、この四半期を特徴付けるだろう」とウェドブッシュのアナリスト、ダニエル・アイブス氏は7月29日に書いています。
「我々は、アップルがiPhoneとサービスという成長の柱に対する需要と成長のストーリーを維持したまま、この経済の嵐を乗り切ることができると、電話会議と6月の決算から徐々に前向きになっている」とアイブス氏は今回の決算報告を評価しています。
シティのアナリスト、ジム・スバ氏もこれに同意し、マクロ的な課題は続くものの、今後数ヶ月の間にアップルの製品とサービスにとっていくつかのポジティブな要因があると引き続き見ていると述べています。
同氏は今、アップルの株式を購入すべき5つの理由をあげています。
iPhone 14
スバ氏は、iPhone 14は9月の発売に向けて順調に進んでおり、折りたたみ式携帯電話は遅くとも2024年までに開発される可能性があると見ています。iPhone 13は、アップルの第3四半期における売上高830億ドルの主役であり、Macコンピュータの売上が予想を下回ったにもかかわらず、売上を押し上げることを実現したと評価しています。
サービス分野の拡大
アップルはサービス部門の強化に取り組んでおり、スバ氏は、より安定した経常売上を実現し、より多くのdevices-as-a-serviceの提供への扉を開くことができるだろうと述べています。
新製品の発表
iPhoneの発売に加えて、同社は2025年までにARヘッドセットとApple Carの発売を準備しているものの、これらはまだ株式の評価に織り込まれていないと、スパ氏は見ています。
プレミアム製品への需要シフト
スバ氏は、市場は低価格のAndroid携帯からプレミアム価格の製品へとシフトし続けており、これはアップルが提供するiPhoneに恩恵をもたらすと述べています。
自社株買いプログラム
900億ドルの自社株買いプログラムは、長期的にはアップルの株価を押し上げ続けるとスバ氏は評価しています。
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