ストリーミングTVソフトウェアおよびハードウェア企業であるロク(ROKU)は7月28日のマーケット終了後に第2四半期決算を発表しました。
売上高は7億6440万ドルで、1億1230万ドル(1株当たり82セント)の第2四半期純損失を計上し、アナリストのコンセンサス予想である売上高8億400万ドル、1株当たり71セントの純損失を大きく下回りました。
ロクは、同社が提供するプラットフォームを介して消費者がストリーミング・サービスにアクセスできる機器を販売していますが、売上の収益の大部分は、プラットフォームから得られるもので、そこで販売される特定の広告や購読料から収入を得ています。同社のプラットフォームの売上は前年同期比26%増の6億7320万ドル、プレーヤー部門の売上は同19%減の9120万ドルでした。
「第2四半期は、マクロ経済環境の影響でテレビ広告費が大幅に減速し、プラットフォーム収入の伸びを圧迫した」と、CEOのアンソニー・ウッド氏とCFOのスティーブ・ルーデン氏は株主宛ての書簡に記しています。
ロクの経営陣は、広告市場や消費者の裁量支出に打撃を与えそうな要因として、景気後退の恐れ、インフレ、金利の上昇、サプライチェーンの混乱などを挙げています。
第3四半期の売上高は、前年同期比3%増の7億ドルにとどまり、アナリスト予想の8億9800万ドルを大きく下回ると予想しています。また、マクロ経済環境の不確実性とボラティリティを理由に、通期見通しを撤回しました。
ロクの株価は7月29日のプレマーケットで21.59%減の66.78ドルと大きく下落しています。
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