グッゲンハイムパートナーズがテラドック・ヘルス(TDOC)のカバレッジを開始し、強気の見方を示しました。
リサーチノートの中で、アナリストのSandy Draper氏はテラドックを「買い」と評価し、目標株価を96ドルに設定しました。現在の株価から40%の上昇の余地があることになります。
Covid-19はこのデジタル・ヘルスケア・プラットフォーム運営会社の株価を短期的に上昇させましたが、より長期的には同社のプラットフォームの広範な導入へのシフトを加速させたと同氏は考えています。
「TDOCの幅広いサービス群は、他のどのプロバイダーよりも多くのタッチポイントに対応していると我々は考えている」と同氏は述べています。
テラドックは、7,500万人以上の会員と1万のプロバイダーを抱え、基本的なプライマリーケアからメンタルヘルスや皮膚科などの専門サービスまで、さまざまな遠隔医療サービスを提供しています。同社のサービスの幅広さは、同社にとって大きなメリットであり、競合他社との差別化につながる可能性が高いとDraper氏は評価しています。
さらに、デジタルヘルスの同業他社の多くとは異なり、同社はEBITDAとキャッシュフローの両方で利益を上げていると、同氏は述べています。今後、これらのプラスを維持し、同社は年率1%~1.5%のマージン拡大を実現すると同氏は予想しています。
この拡大は、同社のプラットフォームへの会員数増加に伴う継続的な売上成長によって部分的にもたらされると、同氏は述べています。会員数は2020年に大幅に増加しましたが、その後、Draper氏が 「より持続可能な長期的な総会員数のトレンド」と呼ぶものへと変わり増加率は減速しています。それでも、長期的には、まだ成長の余地があると同氏は考えています。
経営陣は、2022年を通じて会員数が5,400万人から5,600万人に増加し、前年比1%から5%の成長を遂げると予想しています。会員一人当たりの売上を拡大できると考えており、純売上は通年で25%から30%成長すると予測しています。
Draper氏は、同社がクロスセルを微調整し、より多くのサービスの採用を促進すれば、これらの予測を達成できると考えています。「この点については、同社には実績がある」と同氏は述べています。
テラドックの4月7日の終値は1.61%増の68.79ドルでした。経済再開のなかで投資家がパンデミック銘柄から距離を置こうとしたため、同株式は今年に入ってから26%下落していました。
*過去記事はこちら テラドック TDOC