オクタ 2023年のガイダンスが予想に届かず下落

アイデンティティ管理ソフトウェアのプロバイダであるオクタ(OKTA)が1月31日に終了した会計年度第4四半期の決算を発表しました。

四半期の業績は予想を上回ったものの、事業への積極的な投資により短期的には予想以上の赤字になることを示唆するガイダンスを発表したため、決算発表後の3月2日の時間外取引で株価は6%近く下落しています。

第4四半期の売上高は、前年同期比63%増の3億8,300万ドルで、同社のガイダンス範囲である3億5,800万ドル~3億6000万ドルおよびアナリストのコンセンサス予想の3億5,900万ドルを大幅に上回りました。

調整後ベースでは、2,900万ドル(1株当たり18セント)の損失となり、オクタの予想である1株当たり24~25セントの損失とコンセンサスの24セントの損失の両方を縮小することができました。

履行義務残額は26億9,000万ドルで50%増、請求額は6億300万ドルで91%増でした。フリーキャッシュフローは500万ドルで、1年前の3,200万ドルから減少しています。

トッド・マッキノンCEOはインタビューで、同社は「超強力な成長」を遂げ、特に顧客ID管理事業が牽引する素晴らしい四半期だったと述べました。「オクタの歴史的な強みは従業員IDソフトウェアであり、顧客IDへのさらなる注力は同社にとって新しい分野である」と語っています。

また、同社が成長のための投資を行っていることは、4月期および2023年1月期の同社のガイダンスにも表れているとし、「特に、営業とマーケティングへの支出を増やすことに重点を置いている」と述べています。

4月期の売上高は3億8,800万ドル〜3億9,000万ドル、非GAAPベースの損失は1株当たり34セント〜35セントと見ています。コンセンサス予想は、売上高3億7,500万米ドル、1株当り20セントの損失と見ていました。

2023年1月期の売上高は17億8,000万ドル〜17億9,000万ドル、非GAAPベースの損失は1.24ドル〜1.27ドルと予想しています。コンセンサス予想では17億5,000万ドル、1株当たり49セントの損失と予想されており、売上が予想に届かず、損失が予想以上に増えるガイダンスとなっています。

*過去記事はこちら オクタ OKTA

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