この3銘柄に25万ドル投資すれば10年後には億り人

今後10年間で年平均成長率(CAGR)14.9%を達成できる可能性の高い3つの銘柄をモトリーフールがピックアップしています。目論見通りになれば、いま、この3つの銘柄に25万ドルを投資することで、10年後には余裕で100万ドルを達成し、億り人になることができます。

デックスコム(DXCM)

デックスコムは、糖尿病患者の血糖値管理を支援するCGM(Continuous Glucose Monitoring)システムによってその名を知られるようになった医療機器専門メーカーです。同社は過去10年間、市場で大きな成功を収めていますが、この状態を今後も維持できる理由が少なくとも3つあります。

まず、CGMは先進国である米国でも比較的普及率が低い装置です。他の国々での普及率はさらに低くなっています。つまり、現在の世界の糖尿病患者数の中でさえ、デックスコムが前進する大きな余地があるのです。

第二に、糖尿病は増え続ける問題であり、この病気の患者数は今後ますます増えていくと見られています。つまり、CGM市場のリーダーの一角であるデックスコムの製品へのニーズが高まるということです。

3つ目は、デックスコムがイノベーションを続けていることです。同社の現在の主力製品はG6ですが、その後継機であるG7を開発中です。G7は、より小型で、糖尿病患者の健康増進に貢献すると期待されています。

デックスコムは第4四半期に米国の規制当局にG7の申請書を提出しました。G7は今年中に米国食品医薬品局(FDA)から認可される可能性があります。

CGM技術の普及が進めば、過去にそうであったように、今後10年間、デックスコムに素晴らしい結果をもたらすでしょう。そうして、デックスコムの売上高と利益は、株価とともに成長し続けると思われます。

*過去記事はこちら デックスコム DXCM

マイクロソフト(MSFT)

マイクロソフトは、コンピュータのオペレーティングシステムのリーダーであり続け、特筆すべき競合他社はほとんどありません。同社のブランドネームは非常に強力であり、ビジネスに強固な堀を与えています。

マイクロソフトはまた、大小の企業にとって非常に貴重な生産性ツール群を提供しています。Microsoft Teams をはじめとしたアプリケーションを多くの企業が日々の業務で活用しています。マイクロソフトは、生産性を向上させるサービスを企業に提供しており、その結果、高いスイッチング・コスト(乗り換えコスト)の恩恵を受けています。

つまり、ほとんどの顧客は当分の間、同社の顧客に留まる可能性が高いと期待できます。最も有望な事業分野は、間違いなくクラウドコンピューティングの提供です。Microsoft Azureは過去10年でこの分野のリーダーのひとりとなり、2021年第4四半期時点でクラウドコンピューティング市場の21%のシェアを獲得しています。

クラウドコンピューティング分野は今後、大きく成長すると見られます。マイクロソフトはすでに強固な地位を築いており、再投資のためのフリーキャッシュフローを生み出す目覚ましい能力も相まって、支配的なプレーヤーとしての地位を確固たるものにしています。マイクロソフトのビジネスは、何年経っても強固であると予想されます。

*過去記事はこちら マイクロソフト MSFT

アマゾン・ドット・コム(AMZN)

テクノロジー界の巨人アマゾンは、いくつかの業界においてリーダー的存在です。

まず、eコマース事業では、アマゾンは世界で最も訪問者数の多いウェブサイトの一つであり、無限に近い商品群から商品を選ぶことができ、価格競争力もあり、多くの商品が1日で届くなど、消費者にいくつもの特典を提供しています。アマゾンの事業は、パンデミックが加速させたと思われる電子商取引の継続的な導入から利益を得ることができます。

2021年第4四半期、米国における小売売上高に占める電子商取引の割合はわずか12.9%であり、この業界にはまだ大きな成長の余地が残されています。すでに確固たる地盤を築きあげており、その強大な競争力のおかげで、新規参入者や競合他社がアマゾンをその地位から叩き出す可能性は極めて低くなっています。

アマゾンは、創業者のジェフ・ベゾスが「フライホイール(flywheel)」と名付けた、特殊なネットワーク効果によって利益を得ています。より多くの人が利用すればするほどサービスの価値が高まり、勢いがさらなる勢いを生みます。

アマゾンの顧客も販売業者も、それぞれのグループが同社のeコマース・プラットフォームに参加することで、利益を得る立場にあります。このダイナミズムのおかげで、アマゾンは今後10年間、この分野のトップ(あるいは少なくともトップ近く)に留まる可能性が高いと思われます。

もうひとつ、アマゾンがクラウド・コンピューティングの分野でも最大手の一角を占めていることも今後の10年を考える上では重要です。

同社のAWSは、第4四半期時点で33%のシェアを持ち、Microsoft Azureをしのぐ唯一の存在となっていいます。アマゾンのクラウドビジネスに関連する高い成長率と高いマージンは、今後数年間、同社のトップラインとボトムラインの両方に素晴らしい効果をもたらすと思われます。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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