テスラ EV市場におけリード拡大の可能性からドイツ銀行が目標株価引上げ

ドイツ銀行のアナリストは、世界の電気自動車へのシフトが 、テスラのEV市場におけるリードを大幅に拡大するのに役立つと述べ、テスラ(TSLA)の目標株価を引き上げました。

これによりドイツ銀行の目標株価は1,000ドルから1,200ドルに引き上げられました。ちなみに、ウェドブッシュとジェフリーズのアナリストのテスラに対する目標株価は1,400ドル、パイパー・サンドラーの目標株価は1,300ドルです。

12月31日、テスラの株価は1,069.73ドルで取引されており(米国東部時間10:13AM)、新しい目標株価はここから12%の上昇の余地があることを意味します。

「買い」の評価を継続したドイツ銀行は、12月31日付けのノートで、「テスラのバッテリー技術、容量、特にコストの軌道は、世界の電気自動車へのシフトを加速させ、テスラのEVのリードを大幅に拡大するのに役立つ可能性がある と引き続き考えている」と述べています。

アナリストは、2022年はテスラの将来の成長と収益性にとって「極めて重要な年」になる可能性があるとし、ベルリンとテキサス州オースティンにある2つの新しい組立工場の立ち上げなどをその触媒として挙げています。

ドイツ銀行は、中国でのモデル3およびモデルYの納入が好調であることを反映して、テスラの第4四半期の納入台数の予想を26万8,000台から28万2,000台に上方修正しました。

また、販売台数の増加を受けて、第4四半期の売上高を従来の154億ドルから161億ドルに上方修正しました。1株当たりの利益は、2.22ドルから2.46ドルに引き上げられました。

調査会社ファクトセットの調べでは、アナリストは、第4四半期の売上高を155億ドル、1株当たり利益を1.92ドルと予想しています。これは記録的な数字であり、2020年第3四半期に納入された24万1,300台よりも増加します。

2021年全体で90万台を達成するためには、テスラは27万2,650台を納入する必要があると、バロンズのアル・ルート氏は書いています。同氏は、テスラは2020年に約50万台を納入したとしています。

ドイツ銀行は、2022年全体で147万台の納入をモデル化しており、「半導体の入手状況によっては、さらに上昇する可能性がある」とアナリストは書いています。

ウォール街では現在、第1四半期の29万6,000台を含め、約142万台の納入を予測しています。

*過去記事はこちら テスラ TSLA

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG