ジョー・バイデン米国大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を再び4年の任期で指名したというニュースを受けて金利が急上昇したことから、11月22日の市場ではクラウドソフトウェア銘柄が売られ、暴落しました。

10年物国債の利回りは1.6%を超え、11月19日の1.549%から1.624%へと急上昇しました。

金利が上昇すると、高成長のハイテク株が売られる傾向にあります。金利が上がれば上がるほど、投資家は現在のドルで将来の成長を評価しなくなります。今回と同じ現象が今年初めにも見られ、ハイグロース株の大幅な売り越しを引き起こしました。

クラウドベースの企業向けソフトウェア製品は高い成長率を示す傾向があり、株価は売上高に対して異常に高い倍率で取引されています。

22日のこのグループの被害は広範囲に及びました。グローバル X クラウド・コンピューティング(CLOU)、ファースト・トラスト・ クラウド・コンピューティング(SKYY)、ウィズダムツリー・クラウド・コンピューティング・ファンド(WCLD)など、クラウドに特化したETFは、午後遅くには3%以上下落しました。

クラウド銘柄の中でも特に下落率が大きかったのは、アサナ(ASAN)の23%減、デジタルオーシャン(DOCN)の20%減、スノーフレーク(SNOW)の9%減、Zスケーラー(ZS)の7%減など。

ドキュサイン(DOCU)、オクタ(OKTA)、ファストリー(FSLY)はいずれも6%減でした。

また、チューイ(CHWY)は9%減、ペロトン・インタラクティブ(PTON)は6%減、テラドック・ヘルス(TDOC)は6.7%減など、このところの下落幅がきつかったワーク・フロム・ホーム銘柄がさらに大きな打撃を受けています。

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