Webベースの融資会社であるレンディングクラブ(LC)が第3四半期に予想を上回る利益を計上し、ウェドブッシュのアナリストが目標株価を引き上げたことで、レンディングクラブの株価は10月28日に大きく上昇しました。
株価は33%上昇し、28日の終値は42.07ドルでした。一時は、52週間ぶりの高値となる44.66ドルまで取引されました。約48%上昇した2021年7月29日以来、最大の上昇率を記録する勢いでした。
レンディングクラブは、前四半期比190%増の2,720万ドルという記録的な純利益を計上しました。1株当たりの利益は、前年同期の25セントの損失に対し、26セントとなりました。ファクトセットによるとアナリストは、1株当たりの利益を12セントと予想していました。
ウェドブッシュのアナリストは、目標株価を25ドルから33.50ドルに引き上げ、アウトパフォームのレーティングを維持しています。
レンディングクラブの最高財務責任者であるThomas Casey氏によると、第3四半期のマーケットプレイス事業の売上は、ローン組成件数の増加に加え、投資家の旺盛なローン需要に牽引され、前四半期比15%増の1億7,400万ドルとなりました。当四半期のオリジネーション・フィーは、前年同期比13%増の1億2,900万ドルでした。
当四半期の総売上高は2,462億ドルで、アナリストの予測である2,220億ドルを上回りました。
ウェドブッシュは顧客向けのメモにおいて「同社は明らかにGAAPベースの収益性が一線を越え、オリジネーターであるレンディングクラブと銀行との間の潜在的な商品および売上の相乗効果を探り始めたところである」と述べています。
また、同社は通期の売上見通しを、従来の7億5,000万ドルから7億8,000万ドルの範囲に引き上げました。第4四半期の売上高は2億4,000万ドルから2億5,000万ドルと推定されます。
また、第4四半期の利益は、2,000万ドルから2,500万ドルと予想しています。
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