アップスタート このまま月まで飛んでく?

いやあ、もうほんとすごいことになっていますね。アップスタート(UPST)。さすがに今日(9月9日)は下がるかと思ったのですが、またまた最高値更新。もう止まることを知らない快走で、ほんとに月まで行ってしまいそうです。

本日はモトリーフールによる「買い」推奨も出たようで、9月9日の終値は前日比5.57%増の289.6ドルでした。

今回の四半期決算発表前の8月10日の終値136ドルから1ヶ月近くで2倍以上上がっているアップスタートですが、個人的にはまだまだ上昇の余地があると考えています。

個人ローンを振り出しに現在は自動車ローンへ参入しつつあるアップスタートですが、これは巨大な市場です。アップスタートは、両ローンを合わせたアドレス可能な市場を年間7,000億ドル以上と見ていますが、同社が昨年扱った取引量が66億ドルだったことを考えると、成長の余地がどれほどあるかがわかります。

CEOのデイブ・ジルーアード氏は、当面の間、この二つのローンに注力すると語っていますが、投資家としてはその先のさらに大きく広がる新しい分野への展開を夢想せざるを得ません。

アップスタートは金融業者そのものではなく、人工知能を搭載したプラットフォームを運営しており、複数のデータを使って潜在的な借り手の信用力を分析し、金融業者が従来から融資の判断に頼ってきたクレジットスコアをはるかに超えるリスクプロファイルを作成します。このプラットフォームを、個人向けや自動車向け以外のローンに利用できないはずがありません。未参入のクレジットカードと住宅ローンを加えると個人向けの貸し出しの市場の規模は合計で4兆ドルを超えています。

<貸し出し市場の規模>

個人向け融資920億ドル
自動車ローン6,260億ドル
クレジットカード 2,580億ドル
住宅ローン3.4兆ドル

これに加えて企業向けローンへの参入など、個人向け融資を超えた展開も将来的には十分に予想されますので夢は膨らむばかりです。

アップスタートの素晴らしいところは、投資を正当化するために、想像力を働かせたり、願望的な推測に頼る必要がないことです。

アップスタートは手数料で収益を得ているため、融資額に応じて効率的に規模を拡大してきました。融資件数が増えれば増えるほど、より多くの収入が得られ、コストはほとんど上昇しません。

多くの若いハイテク企業は、事業を成長させる間、何年も赤字を出していますが、アップスタートは違います。すでに利益を出しており、その額は事業の拡大とともにどんどん増えていきます。

アップスタートは融資業界に劇的な破壊をもたらす素晴らしいビジネスを展開しており、今後10年以上にわたって株主に大きなリターンをもたらしてくれる会社だと信じています。成長の物語は始まったばかりです。

*アップスタートを使って融資を受ける流れを紹介したデモンストレーションビデオ

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