テラドック・ヘルス(TDOC)の株価は、同社が外科手術用コラボレーション・ソフトウェアのメーカーであるProximieとの提携を発表したことで、9月9日、上昇しています。
Proximieのソフトウェアは、テラドックのSoloプラットフォームに統合されることになり、エンド・ツー・エンドのバーチャルヘルスケア体験を目指すテラドックが、新たな一歩を踏み出すことを意味しています。
また、テラドックが注力している病院やヘルスケアシステムにとっても、このプラットフォームの価値が高まることになります。
今回の提携は、2020年に買収したインタッチ・ヘルス(より複雑な医療現場でのバーチャルケアに注力している企業)の価値を高めるものです。
テラドックは、今年初めにマイクロソフトと提携し、Soloプラットフォームをマイクロソフトのコラボレーションソフトウェア「Teams」で使えるようにしました。
テラドックは、病院システムにアピールするソリューションを構築するために、自社のビジネス以外にも手を広げようとしています。
政府や保険会社がバリューベースの診療報酬モデルに移行するにつれ、医療機関の利益はアウトカムとコストの組み合わせによって決まるようになり、こうした目標の達成を支援するサービスが求められるようになっています。
Proximieのソフトウェアは、手術室や診断室で複数の関係者が共同作業を行うことを可能にします。リモートで指導、試験、サポートを行うことで、病院システムは患者が最高品質の治療を受けられるようになります。
大規模な病院では、どのようなバーチャル・ケア・アプリケーションを導入するかを決定していますが、今回の提携により、テラドックは自社のサービスを差別化して病院にアピールするための新たな手段を得ることができました。