アサナとクーパをアナリストが格下げ

RBCキャピタルのアナリスト、リシ・ジャルリア氏は8月17日、ワークフロー管理ツールを提供するアサナ(ASAN)と、支出管理ソフトウェアを販売するクーパ・ソフトウェア(COUP)のカバレッジを取り上げ、同社の格付けを引き下げました。両銘柄とも、「アウトパフォーム」から「セクターパフォーム」に格下げしています。
 

アサナについては、目標株価を45ドルから70ドルに引き上げましたが、これは8月19日終値74.98ドルを下回るもの。

クーパについては、目標価格を300ドルから210ドルに引き下げ、現在の株価とほぼ同水準となっています。

アサナについては、競争力とバリュエーションの両面から懸念しています。「当社はアサナの事業内容に好感を持っており、デューデリジェンスの結果も良好だが、市場機会と競争については懸念があり、株式は十分に評価されていると考えている」と同氏はリサーチノートに書いています。

ハイブリッドワークへの移行はアサナにとって追い風になるはずであり、成長は依然として堅調であると指摘していますが、スマートシート(SMAR)、マンデードットコム(MNDY)、アドビ(ADBE)、シトリックス・システムズ(CTXS)、アトラシアン(TEAM)など、この分野は競争が激しいことを指摘しています。

また、アサナの株価は、好調な財務状況を背景に、過去3カ月間で160%も上昇し、2022年の推定売上高の34倍という、ソフトウェア業界で最も高い評価を受けていると付け加えています。

クーパについても同様の懸念があり「当社は、クーパの市場リーダーとしての地位、多面的な市場による経済的な堀、堅実な財務状況を評価しているが、株価は適正に評価されていると考えており、市場機会の真の大きさについては懸念を抱いている」とジャルリア氏は書いています。

クーパは堅実な価値を提供しており、その価値は同社がプラットフォームを拡大していくにつれて高まっていくはずだと同氏は付け加えていますが、同社が見積もっている市場規模940億ドルという数字は強引だと考えています。

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