ロク決算 予想を上回るもストリーミング視聴減少で下落

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ロク(ROKU)が8月4日、2021年第2四半期(4~6月)決算を発表しました。

総売上は6億4510万ドル、1株あたり利益は52セントでした。

売上高を6億1,880万ドル、1株当たりの利益を13セントとしていたアナリスト予想をいずれも上回っています。

第2四半期のアクティブアカウント数は、第1四半期に比べて150万件増加の5,510万件となりましたが、ストリーミング時間は174億時間と、第1四半期に比べて10億時間減少しました。

調査会社ファクトセットによると、この数字はコンセンサス予想の194億時間を20億時間下回りました。

同社は、株主への手紙の中で、第2四半期には、需要の高まりとCovid-19規制の緩和を背景に、消費者が家庭外のエンターテインメントにシフトしたと指摘しています。

ファクトセットによると、アクティブユーザー1人当たりの平均売上は38.46ドルで、前年同期比46%増、予想の35.30ドルを上回りました。

また、同社は、供給の逼迫や出荷の制約により、民生用電子機器のカテゴリー全体でコストが上昇したと述べています。

ロクはデバイスの価格を引き上げなかったため、プレーヤー分野の売上総利益率は当四半期においてマイナスに転じました。

同社は、このようなサプライチェーンの制約や部品コストの上昇は、下半期に悪化すると予想しています。

ロクは、第3四半期の純売上高は、6億7,500万ドルから6億8,500万ドルの間になると予想しています。

報告書の発表前、アナリストは6億4860万ドルの売上を予想していました。

業績については、300万ドルの純損失から700万ドルの純利益までを見込んでいます。この範囲は、アナリストが予想していた2,770万ドルの純損失から大きく改善することになります。

 

市場は実績や見通しが予想を上回ったことには反応しませんでした。

Covid-19規制の緩和に伴うストリーミング時間の減少が懸念され、株価は8月4日の時間外取引で同日の終値に対して8.52%減の384.5ドルと大きく下落しています。

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