モトリーフールの共同創設者であるデビッド・ガードナー氏のマントラ、「winning stocks keep winning(勝ち組の銘柄は勝ち続ける)」はほんと言い得て妙だと思います。
米国株での「勝ち組」と言えば、まず頭に浮かぶのがFAANGではないでしょうか。
ほんとに彼らが勝ち続けているのか調べてみるとこんな感じに。
2009年3月9日はリーマンショックの底だったとされる日。その日から現在までの株価上昇率をカウントすると上記のようになります。*フェイスブックは2012年上場のため少しハンデがあります。
やはり勝ち続けていますね。それも圧倒的に。
比較対象として一番上に載せたS&P500の上昇率なんて目じゃありません。
フェイスブックを除けば最も上昇率の低いアルファベットでも、S&P500に対し1,100%近い差をつけています。
FAANG銘柄を購入して保有し続ければ、誰もが勝者になれる、この10年あまりはそんな時代だったということが、よくわかるデータです。
では、これから先の10年はどうなんでしょうか。
世の中はインデックス投資花盛りでS&P500への連動を目指すETFがもてはやされていますが、やはり個別株投資、それも「勝ち組」への投資がこれから先も圧倒的なパフォーマンスを示すと私は考えます。
やはり今後も勝ち続けるのは、ネットフリックスを除く(ストリーミングの競争の激化、そしてストリーミングしかない同社の現状は不安です)、4銘柄ではないでしょうか。
いずれも各業界のリーダーであり、一流のイノベーターであり、年間ベースで山のようなキャッシュフローを生み出しています。また、知名度も高く、投資家の人気を集めています。
どの株に投資しても大きな間違いはなく、面倒くさければ、全部均等に買ってしまえばいいのですが、4つの中でも、抜きん出ていると思うのがアマゾン(AMZN)です。
その理由については過去記事「アマゾン 新時代でも「強さ」に揺るぎなし」をご覧いただきたいのですが、小売業とクラウドインフラの優位性、そして急速に拡大する営業キャッシュフローを考慮すると、アマゾンは最もアップサイドのあるFAANG銘柄であることは明らかです。
最後に購入してから6年近く、1株も売らずに保有して7倍近くになったアマゾンですが、今後もBeikoku-stockポートフォリオの中核として保有を続けるつもりです。