62%〜142%の上昇可能性のある高成長株5つ

多くの市場指数が史上最高値を更新している昨今ですが、もちろん全ての銘柄が同じように上がっているわけではありません。アナリストが設定する目標株価に対して大きく見劣りする銘柄も散見されます。

ウォール・ストリートのアナリストが設定した最も高い目標株価と現在の株価の間に大きな差がある高成長株、つまりこれから大きく上昇する可能性のある銘柄を5つ、モトリフールがピックアップしていましたのでご紹介します。

ニオ(NIO)上昇可能性:104%

電気自動車メーカーのニオの最も高い目標株価は92ドルとなっており、45ドルだった先週の終値を基準にすると104%の上昇の可能性があることになります。

アナリストがニオに強気なのは、同社の立地と生産規模の拡大に関係していると思われます。中国は世界最大の自動車市場であり、2035年には、販売される自動車の半分が何らかの代替エネルギーで動くようになり、そのうち95%がEVになると予測されています。中国のEV市場はまだ始まったばかりであり、ニオがメジャープレイヤーになるための扉は大きく開かれています。

また、ニオはこの1年で生産量を大幅に増加させています。現在、世界的な半導体不足により生産量が制限されていますが、第2四半期には2万1,000台から2万2,000台のEVを出荷する予定です。因みに、2019年全体では20,565台しか納入していません。

ニオは巨額の現金を保有しており、昨年には利益率の高いバッテリーサブスクリプションサービスを導入しているため、この高額な価格目標はいつか達成できるかもしれませんが、1年以内には無理ではないかと思われます。

テラドック(TDOC)上昇可能性:82%

遠隔医療プラットフォームのリーディングカンパニーであるテラドックについて、BTIGのアナリストであるデビッド・ラーセン氏は、「買い」と評価して1年後の目標価格を300ドルとしています。これは、同社の株価が先週末の終値から82%上昇することを意味します。

テラドックの2020年の業績は、コロナウイルスの大流行の影響を受けていたと考える人もいるかもしれません。医師がハイリスクで感染の可能性がある人々をオフィスに入れないようにしたいと考えたことで、バーチャル訪問は2019年の414万件から約1,060万件へと急増しました。

しかし、テラドックはパンデミック前の6年間で年平均74%も売上を伸ばしていたことも事実です。これは、パンデミックが発生するずっと前から、遠隔医療が普及していたことを示しています。

また、2020年の第4四半期にリボンゴ・ヘルスを買収したことも見逃せません。リボンゴは、人工知能を使って慢性疾患の患者に助言を送り、より健康的な生活を送れるようにします。同社はすでに65万8,000人の糖尿病患者の会員を獲得しています。

これらの事実を踏まえると、パンデミック後にテラドックの業績が急激に下降するとは考えにくく、ラーセン氏の価格目標は高いかもしれませんが、手が届くかもしれません。

スキルズ(SKLZ)上昇可能性:66%

ウォールストリートの高い目標株価34ドルが実現すれば、ゲームとEスポーツのプラットフォームであるスキルズは株主に66%の利益をもたらすことになります。

ゲーム業界の競争が激しいことを理解した上で、スキルズは大金持ちの開発者を相手にしないことを選択。その代わりに、ゲーマーが賞金をかけて競うことができるプラットフォームを構築しました。スキルズとゲーム開発者は、賞金の一部を受け取ることができます。ゲーム開発者にボールを預けることで、同社はプラットフォームの運営リスクを低減するとともに、粗利益率を95%にまで引き上げました。

従業員数やマーケティングの増加に伴い、コストが増加しているものの、将来性は十分にあります。2月初旬にはNFL(National Football League)と複数年契約を結びました。アメリカン・フットボールは、米国で最も人気のあるスポーツです。この契約により、遅くとも2022年までには、NFLをテーマにしたゲームがプラットフォームに登場するはずです。

スキルズは、同社の月間アクティブユーザーの17%が有料でプレイしており、これは業界平均の8倍以上にあたります。この状態が続けば、2024年までに売上が3倍になる可能性があります。このことから、34ドルの目標価格は今後12カ月以内に達成できる可能性があると考えられます。

サレプタ・セラピューティクス(SRPT)上昇可能性:144%

サレプタ・セラピューティクスは、来年の最大の勝利者の一人になるチャンスがありますが、多くはそのパイプラインにかかっています。ウォール街の最も高い目標株価196ドルに基づけば、サレプタは今後12ヶ月間で最大144%の上昇が期待できます。

サレプタの成功は、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)の治療薬として米国食品医薬品局(FDA)に承認された3種類の薬にかかっています。DMDは、子供の頃に診断される病気で、時間とともに筋肉組織が衰えていくのが特徴です。承認されている治療薬は、ジストロフィン遺伝子の特定のエクソンスキップ変異を標的としています。

同社にとっての大きな問題は、実験薬候補のSRP-9001が救世主になるか、それとも呪いになるかということです。SRP-9001は、アデノ随伴ウイルスを利用して、遺伝子を筋肉組織に直接送り込み、マイクロジストロフィンの産生を促します。最も重要なことは、SRP-9001は、サレプタの治療法の遺伝子特異性を超え、より多くのDMD患者に適用できるかということです。

1月には、試験で、SRP-9001がNorth Star Ambulatory Assessmentのトータルスコアの改善をもたらしたことが示されましたが、この改善は統計的に有意ではなかったため、サレプタの株価は急落しました。その後、5月に非盲検試験であるEndeavor試験の初期結果が良好であったため、一部回復しました。今のところ、投資家は、少し様子を見ることが最も賢明なことかもしれません。

アマゾン(AMZN)上昇可能性:62%

最後にあげられたのは誰もがよく知るアマゾンです。サスケハナが提示したウォール街の目標株価の最高値は5,500ドル。今後1年間で最大62%の利益をもたらす可能性があります。これにより、アマゾンの時価総額1.72兆ドルに1.06兆ドルが加わることになります。

この数字の達成に楽観的になれる理由のひとつは、米国のオンライン小売売上高におけるアマゾンの市場シェアの優位性が事実上揺るぎないものであることです。調査会社eMarketerのレポートによると、2021年にはオンラインで消費される1ドルのうち0.40ドルをアマゾンが支配すると推定されています。これは、次に近い競合他社の5倍以上にあたります。この優位性により、同社は世界中で2億人以上のプライム会員を獲得しています。

しかし、より大きな成長ドライバーは、Amazon Web Services(AWS)であると思われます。AWSは、インフラストラクチャー・クラウドサービスの市場シェアの約3分の1を占めています。アマゾンの総売上高の8分の1しか占めていないにもかかわらず、クラウドサービスに伴う高い利益率により、AWSは営業利益の約60%を生み出しています。2020年から2025年にかけて、アマゾンの営業キャッシュフローは、AWSによって約3倍になると考えられます。

アマゾンについては、2025年までに株価が1万ドルに達するという説まで唱えられています。この絶対的な支配力を持つ企業の1年後の目標として5,500ドルは現実的な数字ではないかと考えられます。

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