「アセットライト」だから買い!EVのフィスカーに推奨

  • 2021年6月10日
  • 2021年6月10日
  • BS余話

電気自動車(EV)の新興企業であるフィスカー(FSR)は、EVの製造において、ライバル企業とは異なるアプローチをとっています。それが賢い選択になるかもしれないとウォール街のアナリストが言っています。

6月8日の夜、RBCのアナリストであるジョセフ・スパック氏は、フィスカーのカバレッジを開始し、「買い」のレーティングと27ドルの目標価格を設定しました。18ドル前後で取引されている現在の株価からすると50%の上昇余地があることを意味します。

「フィスカーは、サードパーティのBEVプラットフォームと委託製造を利用して、差別化された方法で(バッテリー電気自動車を)市場に投入することを計画している」と、スパック氏はカバー開始時のレポートで書いています。同社は自動車製造工場を所有せず、基本的には、自動車の設計と販売のみを行います。

同社は、最初の製品である電動スポーツユーティリティー車「オーシャン」の製造をマグナ・インターナショナル(MGA)に委託しています。また、iPhoneを製造しているフォックスコンとも提携して自動車を製造しています。

フィスカーは、工場建設に費用をかける代わりに、現金を節約して第三者が開発したバッテリーを購入することができます。フォックスコンは自動車ビジネスに参入したいと考えており、組み立て工場の建設にお金をかけようとしています。

こうしたことができるのは、EVは従来の自動車よりも複雑ではないからです。バッテリーや電気モーターは、現在の自動車に搭載されている4気筒エンジンよりもコモディティ化しています。

スパック氏は、「(フィスカーが)当社の予測を達成できれば、大きな株式価値創造の可能性があると考えている」と述べています。2025年には100億ドルの売上を見込んでおり、「我々は、アップサイドとダウンサイドのケースでは、リスクとリターンが5:1であると考えている」とも語っています。

最も楽観的なケースでは、フィスカーの株価は61ドルに達する可能性があり、最も弱気な予測では8ドルとしています。これは6月9日の株価の水準から約42ドル上昇し、11ドル下落することになり、潜在的な利益が潜在的な損失の約4倍であることを意味します。この数字は、スパック氏が述べた5:1の比率よりも少し低いですが、それでも魅力的な数字です。リスクとリターンの比率は、売上のないスタートアップ企業への投資を考える上で有効な方法です。

オーシャンのデリバリーは2022年に始まるとされています。スパック氏は、2022年に3,000台の納入、2025年には21万6,000台に成長するとモデル化しています。資産を持たない運営モデルにより、2025年には8億7500万ドルのフリーキャッシュフローを生み出すことができると、同氏は考えています。

強気の見方をしているのは同氏だけではありません。フィスカーを担当しているアナリストの11人中7人、つまり64%が株式を「買い」と評価しています。S&Pの平均的な買い評価比率は約55%です。

フィスカーの株価は52週前の高値からは43%も下落しています。2021年に入ってからは2月の終わりに28.5ドルをつけたあと、5月中旬には10ドルを割り込むなど不安定な動きになっており、現在は持ち直して18ドル前後で取引されています。

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