キャシー・ウッド氏率いるARKインベスメントが第1四半期にその構成銘柄を大幅に変えたことが明らかになりました。
テラドック(TDOC)の株式をほぼ2倍にし、パランティアテクノロジーズ(PLTR)への出資比率を大幅に増やしました。ロブロックス(RBLX)を新たに大量に加えた一方で、アップル(AAPL)のポジションを減らしています。
ARKインベスメントは第1四半期にテラドックを660万株買い増し、同社の保有数を1440万株に引き上げました。
テラドックの株価は、市場を下回り続けています。S&P500指数が第1四半期に5.8%上昇し、第2四半期に入ってからは4.6%上昇しているのに対し、第1四半期に9.1%下落し、第2四半期に入ってからは22.7%下落しています。
パランティアテクノロジーズ(PLTR)については、1730万株買い増し、3月末までに1310万株を保有しています。
同社の株価は第1四半期に1%下落し、これまでの4月と5月では11.0%の下落となっています。今月初めに発表されたパランティアの第1四半期の決算は予想を上回りましたが、同社の成長率や株式評価に対する懸念があったため、株価は暴落しました。
ウッド氏のARK次世代インターネットETF(ARKW)は、3月上旬にビデオゲーム・プラットフォームであるロブロックスの株式が直接上場したことを受けて、同社の株式を購入したことを発表。3月31日現在、ARKインベスメント全体のポジションは51万6877株となっています。
ロブロックスの株価は、第2四半期に入ってからこれまでに27.3%上昇しています。今月初めに報告された第1四半期の売上は好調で、CEOであるDavid Baszucki氏は同社に「巨大な」チャンスがあると見ています。
ARKインベストメントは、アップル株を320,861株売却し、残りの594,039株を保有して第1四半期を終えています。
アップルの株価は第1四半期に8%下落しましたが、それ以降は2.7%の上昇となっています。