アップル iPhoneの需要は衰えず22%上昇の余地

アップル(AAPL)がiPhone 12の販売を開始して半年以上が経過しましたが、同社初の5G携帯電話のラインナップに対する需要は依然として驚くほど強いようです。

UBSのアナリスト、デビッド・ヴォクト氏は5月20日に発表したリサーチノートの中で、米国、英国、中国、ドイツ、日本の7,000人以上のスマートフォンユーザーを対象とした調査で、22%が今後12ヶ月以内にiPhoneを購入する意向を持っていることがわかり、この5年間で最も高い数値を示したと指摘しています。

また、iPhoneの継続率(機種変更をしてもiPhoneを使い続ける意向のある人の数)は86%に達し、過去7年間で最も高い数値となりました。

5Gワイヤレスへの関心は「緩やかに改善」しており、5G導入の初期段階にあるというAppleの見解と一致していると書いています。

こうした調査結果により、アップルの現在の株価は、「アップルのエコシステムの粘着性(継続性の高さ)を反映していない」と同氏は述べています。

iPhoneの購入意向は、横ばいだった中国を除いて、すべての地域で前年比で「堅調」に増加したそうで、iPhoneの販売台数について、2021年9月期には2億2,500万台、2022年9月期には2億2,000万台と予測しています。

同氏は、好調なiPhoneの需要が他のアップル製品やサービスにも波及することを強調しています。今回の調査では、Apple Watchについても質問しています。今後12ヶ月間にスマートウォッチを購入する可能性が高い、またはやや高いと答えた人は約37%、Apple Watchの認知度は80%でした。

ヴォクト氏は「買い」の評価と155ドルの目標株価を維持しています。同氏によれば、この目標値は、「コア」なアップルの価値である141ドルに、アップルカーの可能性を考慮した14ドルを加えたものだそうです。

アップルの株価は、5月20日の終値で2.1%上昇し、127.31ドルとなりました。株価は、2020年に81%の上昇を見せた後、現在までに約4%下落しています。

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