情報サイト企業イェルプに買い推奨

  • 2021年3月31日
  • 2021年3月31日
  • BS余話

シティのアナリスト、ジェイソン・バジネット氏がイェルプ(YELP)を「ホールド」から「買い」に格上げし、目標株価を33ドルから48ドルに上げました。現在の株価から25%程度の上昇が見込まれることになります。

イェルプは、米国の情報サイト企業。口コミでのローカル情報を収集し、レストランなど各種サービスに対しコメントや評価を書く人、それを読み参考にする人、評価される事業者の三者を中心に事業を展開。北米、欧州、アジア、オセアニア、ブラジルで、ローカルビジネスの情報をオンライン上で発信。無料あるいは有料の掲載広告を提供する。本社はサンフランシスコ。

出所:Yahoo! JAPAN ファイナンス

同氏は次の3つの理由を格上げの理由にあげています。

1.負債がなく、地元広告や地元企業が苦境に立たされていた2020年にもキャッシュフローを生み出していること

2.コロナの衰退に伴い、広告市場(特にレストラン)が回復すると予想していること

3.売上の拡大をもたらし、EBITDA(金利・税金・減価償却前利益)のマージン拡大を可能にするいくつかの取り組みを行っていること

同氏は、経済の回復に伴い、ローカルビジネス、特にレストランが回復し、イェルプは、これまで広告収入の約半分を占めていたサービス分野で優位に立っていることからより多くの収入を得られると考えています。

また、イェルプは、セルフサービス型の広告ツールをより多くの広告主に利用してもらうことに成功し、販売費を削減できるほか、オフィスの一部を転貸しているため、リース料の低下も期待できると評価しています。

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