The Motley Fool の2月2日付け記事。
Could Teladoc Be a Millionaire-Maker Stock?
は、私のようなテラドックを所有している者には、タイトルからして刺激的。投資家なら誰でもする皮算用を記事の中でしてくれています。
テラドック（TDOC）を所有して億万長者になるケースをシミュレーションしている内容なんですが、計算の基となっているのが、テラドックの経営陣による今後の成長見通し。
最近の会見の場で経営陣は一貫して30%から40%の間で成長すると述べていますので、これを基に今後の株価が予想されています。
もうひとつ使われているデータが株価売上高倍率(P/S)。時価総額を年間売上高で割ったものです。
計算に用いられたのは2つのP/Sで、ひとつはコロナ前。市場は同社を売上高の11倍で評価していました。もうひとつは現在の値で、売上高の24倍で取引されています。
コロナ終息の影響がテラドックにどう影響するか分からないため、コロナ前の数値とコロナ後の数値、この2つのケースで予測をしています。
その結果が上記記事の中で5年後の株価予測として表にされています。
P/S 11倍の場合、30％成長だと$308、40％成長だと$446
P/S 24倍の場合、30％成長だと$672、40％成長だと$973
最も楽観的なシナリオである5年後973ドルのケースで計算すると、現在の時価で270,000ドルのテラドック株を保有していると、5年後には100万ドルとなります。
いやあ、良いですね。ホルダーとしてはワクワクしてしまいます。まあ、私はこんなに持っていないんですが(^^;)
気になる成長率なんですが、1月の初めにフォーチュン・ビジネス・インサイツが世界の遠隔医療市場に関するレポートを出しています。
確か40万円くらいするレポートだったので、内容は読んでないんですが、その広告に使われていたイラストがこれ。
同レポートは2019年の市場規模が416.3億ドル、2020年は797.9億ドルとしています。2020年から2027年の間にCAGR（年平均成長率）25.8％で、2027年には3,967.6億ドルになると予測しています。
テラドックの経営陣の言う30〜40％よりは低めですが、テラドックが扱ってないものも含まれる市場の予測ですので、単純な比較はできません。でも、この数字から見ても経営陣がとてつもない大風呂敷を広げているわけでないことは確認できます。