11月20日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2025年11月20日(木)の米国株式市場は、エヌビディア決算後の期待で株価は序盤上昇したものの、ナスダックは一時+2.6%から急反落し最終的に2.2%下落、S&P500は1.6%安、ダウは0.8%安となりました。市場心理の脆さが露呈し、AI関連の評価懸念も重しとなった形です。ビットコインの急落がリスク資産全体の売りを誘発したとの見方もあり、アルゴリズム取引が株式とビットコインの相関を強めた可能性が指摘されています。

以下は、20日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

PACSグループ(PACS)

株価変動: +55.32%
詳細: 介護施設運営企業です。第3四半期の売上が予想を大幅に上回り、通期売上見通しも強気の水準に引き上げたことで急騰しました。

エグザクト・サイエンシズ(EXAS)

株価変動: +16.81%
詳細: がん検査を手掛ける企業です。アボットが210億ドルで買収すると発表し、1株105ドルの買収価格にサヤ寄せする形で急伸しました。

オディティ・テック(ODD)

株価変動: +6.49%
詳細: ビューティー領域のテック企業です。第3四半期の売上が予想を上回り、通期の見通しも引き上げました。

ウォルマート(WMT)

株価変動: +6.46%
詳細: 世界最大の小売企業です。第3四半期の売上と利益が市場予想を上回り、通期ガイダンスも上方修正しました。

リジェネロン・ファーマシューティカルズ(REGN)

株価変動: +5.01%
詳細: バイオ医薬品企業です。FDAがEylea HDを承認したことで株価が上昇しました。

IBM(IBM)

株価変動: +0.65%
詳細: テクノロジー・IT大手です。シスコと協力し量子コンピュータの広域ネットワーク構築を進める計画が材料視されました。

アルファベット(GOOGL)

株価変動: -1.15%
詳細: Googleの親会社です。前日に過去最高値を付けた反動や全体相場の調整で下落しました。

アボット・ラボラトリーズ(ABT)

株価変動: -1.73%
詳細: 医療機器大手です。エグザクト・サイエンシズ買収発表後、株価はやや下落しました。

エヌビディア(NVDA)

株価変動: -3.15%
詳細: AI向けGPU大手です。好決算を発表したものの、序盤の上昇から反落しました。
*関連記事「エヌビディアの将来性を読み解く:最新決算が示す“AI投資の加速”と“新市場の広がり”

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)

株価変動: -5.85%
詳細: データ分析プラットフォーム企業です。AI関連株の弱さを受けて売られました。

スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)

株価変動: -6.43%
詳細: AIサーバー大手です。エヌビディアの下落が連想売りを誘いました。

パロアルトネットワークス(PANW)

株価変動: -7.42%
詳細: サイバーセキュリティ企業です。決算は予想並みも、市場期待に届かず売られました。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

株価変動: -7.84%
詳細: 半導体メーカーです。中東向けAIチップ販売承認のニュースがあったものの下落しました。

マイクロン・テクノロジー(MU)

株価変動: -10.87%
詳細: メモリ半導体メーカーです。AI関連株全体の売り圧力で大幅安となりました。

ジャコブズ・ソリューションズ(J)

株価変動: -10.95%
詳細: エンジニアリング企業です。第4四半期の利益は予想超えでしたが、株価は急落しました。

バス&ボディワークス(BBWI)

株価変動: -24.81%
詳細: ボディケア・キャンドル小売企業です。決算が予想を下回り、通期ガイダンスも下方修正したことで大きく売られました。

*過去記事 株価変動

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