10月31日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2025年10月31日(金)の米国株式市場は上昇し、ダウとS&P500は2022年以来、ナスダックは2021年以来の好調な10月となりました。ダウは41ポイント高(+0.1%)、S&P500は+0.3%、ナスダックは+0.6%上昇。アマゾンの上昇を皮切りに市場全体が堅調に推移しました。S&P500は年初来で16%超上昇しています。

以下は、31日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

クラウドフレア (NET)

株価変動: +13.84%
詳細: ITセキュリティ企業で、四半期決算が市場予想を上回り、調整後利益は1株あたり0.27ドル、売上は前年同期比31%増の5億6200万ドルとなりました。AI関連の需要拡大が追い風となり、株価は急騰しました。

アマゾン・ドット・コム (AMZN)

株価変動: +9.58%
詳細: 第3四半期の調整後1株利益が1.95ドルと予想の1.57ドルを上回り、売上も1,802億ドルで市場予想を上回りました。クラウド部門AWSの売上は20%増の330億ドル。AI関連需要の拡大が評価されました。
*関連記事「アマゾン株が急騰!AWS成長が再加速、投資家心理が一変

ウェスタン・デジタル (WDC)

株価変動: +8.75%
詳細: データストレージメーカーで、第1四半期の利益が2倍以上に増加しました。売上は27%増の28億ドル。AIによるデータ生成の加速が新たな成長機会を生むとCEOが述べ、投資家心理を押し上げました。

レディット (RDDT)

株価変動: +7.47%
詳細: ソーシャルメディア企業で、第3四半期の売上が68%増加し、広告収入は74%増となりました。日間アクティブユーザーは1億1600万人と前年同期比19%増。好調な広告事業が評価されました。

ロク (ROKU)

株価変動: +6.10%
詳細: ストリーミングプラットフォーム企業で、第3四半期に黒字転換しました。プラットフォーム売上が17%増加し、通期売上見通しを46億9千万ドルに上方修正。収益性改善が株価を押し上げました。

ストラテジー(マイクロストラテジー)(MSTR)

株価変動: +5.87%
詳細: ビットコインを大量に保有する企業で、第3四半期の1株利益が8.42ドルと、前年の赤字から黒字転換しました。保有ビットコインは64万0808BTCに増加し、仮想通貨関連株として買われました。

コインベース・グローバル (COIN)

株価変動: +4.65%
詳細: 暗号資産取引所で、第3四半期の売上が前年同期比55%増の19億ドル。取引収入は37%増の10億ドル、サブスクリプション収入も14%増。暗号資産市場の回復が追い風となりました。

ネットフリックス (NFLX)

株価変動: +2.74%
詳細: ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのスタジオ事業買収を検討しているとの報道を受け上昇。さらに10対1の株式分割を発表し、従業員の株式報酬制度を目的とした価格調整を行うと説明しました。
*関連記事「ネットフリックスが株式10分割を発表!1,000ドル超の株価が一気に手頃に

シェブロン (CVX)

株価変動: +2.74%
詳細: 第3四半期決算で予想を上回る売上・利益を発表。原油価格の下落で純利益は減少したものの、ヘスの買収とカザフスタンでの増産により生産量が過去最高の410万バレルに達しました。

エヌビディア (NVDA)

株価変動: -0.16%
詳細: 韓国企業との複数のAI関連契約を発表したものの、利益確定売りに押され小幅安となりました。過去5営業日で14%上昇しており、短期的な調整とみられます。

アップル (AAPL)

株価変動: -0.38%
詳細: 第4四半期の売上は1,025億ドル(前年比8%増)で予想を上回りましたが、iPhone売上(490億ドル)が予想を下回りました。1株利益は1.85ドルと予想超え。次期四半期は10〜12%の売上増を見込んでいます。
*関連記事「アップル株は買いか?決算後にアナリストが警告する「割高リスク」」

メタ・プラットフォームズ (META)

株価変動: -2.72%
詳細: AI関連への巨額投資計画が懸念され、株価は続落しました。前日は11%下落し、時価総額2,150億ドルが消失。AI支出の正当性に対する疑念が強まっています。

デックスコム (DXCM)

株価変動: -14.63%
詳細: 糖尿病向けの持続血糖測定機器メーカー。暫定CEOが2026年の売上成長率が市場予想を下回る可能性を示唆し、株価が急落しました。成長の鈍化懸念が広がっています。

ニューウェル・ブランズ (NWL)

株価変動: -27.97%
詳細: シャーピーなどを製造する日用品メーカー。第3四半期の売上が予想を下回り、通期見通しを下方修正しました。関税による価格引き上げが競争力を損ねたとCEOが説明し、株価は急落しました。

*過去記事 株価変動

🎧この記事は音声でもお楽しみいただけます。AIホストによる会話形式で、わかりやすく、さらに深く解説しています。ぜひご活用ください👇

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG