エヌビディアが時価総額5兆ドルへ:世界経済に匹敵する巨大企業に成長

エヌビディア(NVDA)は2025年10月29日の米国市場で、時価総額5兆ドルの大台に達する可能性が高まっています。わずか78営業日前に4兆ドルを突破したばかりであり、その短期間での急成長が注目されています。

この規模は国家経済にも匹敵するものです。国際通貨基金(IMF)のデータでは、5兆ドルはドイツのGDPにほぼ相当し、米国や中国を除く多くの国を上回る水準となります。

AI半導体で圧倒的な市場支配力

エヌビディアの市場価値は、ブロードコム(AVGO)、TSMC(TSM)、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)、ASML(ASML)、マイクロン(MU)、ラム・リサーチ(LRCX)、クアルコム(QCOM)、インテル(INTC)、アーム(ARM)といった世界の半導体大手をすべて合計しても上回る大きさです。

各社がAI向けの半導体強化を進めている中でも、GPU分野をはじめとするエヌビディアの技術力と市場支配力は圧倒的です。

GTCで広がる期待:受注総額は3,400億ドル超へ

ワシントンD.C.で開催された開発者会議「GTC」では、新製品発表だけでなく、売上見通しについても強気の姿勢が示されました。

メリウス・リサーチのアナリストは「ホームラン級の内容」と評価し、ブラックウェルおよびルービンの受注総額が今後5四半期で3,400億ドルを超えると予測しています。この数字には新規受注や中国向け分を含んでいないため、さらなる拡大余地があると言われています。

まだ割安との声も:アナリストは強気継続

バーンスタインのアナリストは、データセンター売上が市場予想の2,570億ドルを大きく上回り、3,000億ドル以上に達する可能性があると指摘しています。

株価は2025年に50%以上上昇していますが、AI関連銘柄の中では依然としてバリュエーションが割高とは言えないとの見方が優勢です。AIバブルへの懸念も根強いものの「現時点では過度に懸念する必要は小さい」と評価されています。

エヌビディア株は今後も成長期待が続く

AIインフラ需要は世界的に拡大しており、同社の受注状況も引き続き堅調です。エヌビディアは今や米国市場全体を牽引する存在となっており、投資家からの注目はさらに高まっています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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