マイクロソフト株が上昇、アナリスト全員が「買い」評価に

マイクロソフト(MSFT)株が2025年10月末の米国市場で上昇しており、同社をカバーするウォール街のアナリスト全員が「買い」評価とする状況になっています。人工知能(AI)を活用した成長が引き続き注目されています。

全61社のアナリストが「買い」評価

投資会社グッゲンハイム・セキュリティーズは、マイクロソフトの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価を586ドルと設定しました。これにより、同社をカバーする全61社が「買い」相当の評価を付ける状態となりました。

マイクロソフト株は年初来で24%上昇しています。S&P500やナスダック総合指数が史上最高値圏にあるなかでも、安定性の高いAI関連銘柄として注目されています。

Azureの成長が業績をけん引

マイクロソフトの強みのひとつがクラウドサービス「Azure」です。直近の四半期でAzureは前年比39%の売上成長を記録し、市場予想の35%を大きく上回りました。

クラウドサービスの利用は継続性が高く、AI需要が急拡大している今の市場環境では引き続き強い追い風を受ける見通しです。キャンター・フィッツジェラルドは「AIインフラ需要が旺盛で供給不足の状況」と指摘し、目標株価を639ドルと設定しています。

M365とAI活用で高収益を実現

マイクロソフトは「M365」製品群にもAIを導入しています。特にAIアシスタント「Copilot」を提供し、サブスクリプション価格を引き上げることで追加売上が期待されています。

グッゲンハイムの分析によると、M365コンシューマー向けでは約30%の売上上乗せ効果があり、利益率はほぼ100%と採算性に優れています。企業向けスイートへも同様の展開が進む見込みです。

安定性と成長性を兼ね備えたAI関連銘柄

もちろん、マイクロソフトの核心事業の優位性はすでに株価に織り込まれています。しかし、AI競争の中心にいる大手テック企業として、比較的リスクの低い投資対象と捉えられています。

アナリストは「今後もマイクロソフトは市場をアウトパフォームする環境が整っている」とコメントしています。

*過去記事はこちら マイクロソフト MSFT

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