史上最強のAIエージェント誕生?アンソロピックがClaude 4.5を発表

  • 2025年9月30日
  • 2025年9月30日
  • BS余話

2025年9月29日、生成AI業界において新たな転換点となる発表がありました。スタートアップのアンソロピックが、最新のAIモデル「Claude Sonnet 4.5」を正式リリースしたのです。

このモデルは、単なるチャットボットではなく、マルチステップのタスクをこなす「AIエージェント」としての性能に特化しています。プログラミング、推論、数学といった分野において著しい精度向上が見られるとのことで、業界関係者の間でも注目を集めています。

コーディングに特化、SWE-benchで過去最高スコア

Claude Sonnet 4.5は、ソフトウェア開発における現実的な課題を評価する「SWE-bench」ベンチマークで記録を更新しました。さらに、30時間以上にわたる長時間タスク処理能力も備えており、従来の生成AIの用途を大きく拡張しています。

アンソロピックは、「Claude Sonnet 4.5は、最も優れたコーディングモデルであり、複雑なAIエージェント構築にも最適なモデル」と自信を示しています。

専門分野でも評価、法律・金融・医療分野での活用が進む

開発段階でのプレビュー版を使用した企業の中には、法律、金融、医療、科学といった分野のユーザーも含まれており、「知識と推論の性能が飛躍的に向上した」との声が上がっています。

実際にトムソン・ロイターの幹部は、「このモデルは、複雑な訴訟業務において現時点で最先端の性能を持っている」とコメントしています。

アンソロピックは企業評価1,830億ドル、売上も急成長

Claude Sonnet 4.5の発表に先立ち、アンソロピックは総額130億ドルの資金調達を完了し、企業評価額は1,830億ドルに達しました。

売上規模も急速に拡大しており、2025年初頭には年換算で10億ドルだった売上が、最新では50億ドルを超える年換算にまで成長。法人顧客数は30万社を超え、急成長を続けています。

AIエージェントの時代が現実に

Claude Sonnet 4.5の登場は、AIが人間の指示を受けて自律的に業務を遂行する「AIエージェント時代」の到来を象徴する出来事とも言えます。今後は、プログラミングや事務処理だけでなく、意思決定や交渉の場面においてもAIが担う役割が増していく可能性があります。

生成AI市場の覇権争いは、オープンAIのChatGPT、グーグルのGemini、メタのLlama、そしてアンソロピックのClaudeと、多様なプレイヤーによってさらに激化しそうです。

🎧この記事は音声でもお楽しみいただけます。AIホストによる会話形式で、わかりやすく、さらに深く解説しています。ぜひご活用ください👇

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