米投資銀行エバコアISIによる最新の顧客調査結果が、アップル(AAPL)のiPhone17シリーズの販売好調を示しており、株価の上昇余地に注目が集まっています。
iPhone17 ProとPro Maxに集中する購買意欲
エバコアISIが米国の約4,000人を対象に実施した調査で、iPhone17の上位モデルである「Pro」および「Pro Max」を購入予定と答えた人が56%に達しました。これは過去のProモデルに対する平均50%の購買意向を上回る結果です。
一方で、新しく登場した「iPhone Air」への関心は9%と低調で、バッテリー持続時間やカメラ構成に対する不満が影響しているようです。
アップル株、強気な見通しと株価目標の引き上げ
エバコアISIは、この調査結果を踏まえてアップル株の「アウトパフォーム」評価を維持すると同時に、目標株価を従来の260ドルから290ドルに引き上げました。これは、iPhone17シリーズの販売動向が市場予想を上回っていることを評価したものです。
実際、通信大手Tモバイル(TMUS)などからも販売初週の好調な販売報告が寄せられており、今回のモデルが顧客ニーズを的確に捉えていることが示唆されています。
AIよりも「基本性能」が注目される刷新サイクル
今回のiPhone17シリーズでは、カメラやバッテリー、ディスプレイなどのハードウェアに関する注目度が高まっており、前年の「Apple Intelligence(AI)」機能が期待外れに終わったことと対照的な反応が出ているとエバコアISIは分析しています。
また、シティグループのアナリストも、Pro Maxモデルの配送期間が長期化していることから、引き続き「プレミアム志向」が強い傾向にあると指摘しています。
市場の評価は「買い」優勢
ファクトセットの集計によれば、ウォール街のアナリスト50社のうち、30社がアップル株に「買い」またはそれに準ずる格付けを与えており、18社が「ホールド」、2社が「売り」となっています。
今回の調査結果や市場の動向を踏まえると、アップルの株価は今後さらに上昇する可能性があると期待されています。
*過去記事はこちら アップル AAPL
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