アップルがAIで成長加速へ!注目6銘柄の最新アナリスト評価

2025年9月19日、米メディア「バロンズ」が投資・調査会社による注目銘柄のアナリストレポートを紹介しました。本記事ではその中から、アップル(AAPL)、SLグリーン・リアルティ(SLG)、エレメント・ソリューションズ(ESI)、シェイク・シャック(SHAK)、ウェルズ・ファーゴ(WFC)、オートデスク(ADSK)に関する最新評価をまとめてご紹介します。

アップル(AAPL)

ティグレス・リサーチは、アップルの「ストロング・バイ」評価を再確認し、12ヶ月後の目標株価を305ドルに引き上げました。

iPhone、Apple Watch、AirPodsといったハードウェア製品の刷新に加え、アップル・インテリジェンスによるAI統合が加速しています。これにより、サービス部門とエコシステムの拡大が進み、今後の収益成長を支えると見られています。

また、サプライチェーンの米国回帰や、Liquid Glass OSの搭載なども成長ドライバーとされており、「Awe Dropping」イベントで発表されたiPhone Airなどの新製品群が投資家の期待を集めています。

SLグリーン・リアルティ(SLG)

パイパー・サンドラーは、SLグリーン・リアルティを「オーバーウェイト」と評価し、目標株価を72ドルと設定しました。

ニューヨーク・タイムズスクエアでのカジノ提案は地域委員会の否決により実現しない見通しとなりましたが、オフィススペースから高級住宅や再開発への転換の可能性が新たなチャンスを生んでいるとしています。

特にプレミアムオフィスや住宅への転換需要が高まる中、SLグリーンの持つ資産のポテンシャルは再評価されつつあります。

エレメント・ソリューションズ(ESI)

ファーミウム・リサーチは、エレメント・ソリューションズに「買い」の初期評価を付与し、目標株価を30ドルとしました。

電子材料分野での有機的成長が数四半期にわたって続いており、同社は循環型ではなく持続的成長を遂げる「セキュラー・グロース銘柄」として注目されています。

特にアリスタ・ライフサイエンス買収後の統合が進み、化学業界の中でも珍しい安定成長が期待されます。

シェイク・シャック(SHAK)

レイモンド・ジェームズは、シェイク・シャックに対し「ストロング・バイ」評価を継続しました。目標株価は160ドルとされており、現在の株価との乖離が大きく、割安感が強い状況です。

第2四半期決算後の株価下落を好機と捉え、今後の成長ドライバーとして以下を挙げています:

  • 店舗売上の安定成長
  • 新設備や業務プロセス改善による利益率向上
  • ROIの高い新規出店
  • DCFに基づく理論価値との大きな乖離

今後の成長が期待される飲食セクターの中でも、同社は注目度の高い銘柄です。

ウェルズ・ファーゴ(WFC)

エバコアISIは、ウェルズ・ファーゴを「アウトパフォーム」と評価し、目標株価を94ドルとしました。

金利収入に対する懸念が市場心理を圧迫しているものの、投資銀行業務の強化や、高利回りカード・自動車ローンへの注力が進んでいます。収益面でのインパクトは限定的ですが、経営陣は第3・第4四半期にかけての純金利収入の増加に自信を見せています。

また、リスク管理コストの正常化と資本水準の改善が進めば、株主還元余地の拡大も期待されます。

オートデスク(ADSK)

オッペンハイマーは、オートデスクを「アウトパフォーム」と評価し、目標株価を375ドルとしました。

建設業界のデジタル化という巨大市場を背景に、売上高の高シングル~低ダブル成長と、安定した利益率の拡大が見込まれています。特に保守的な投資家心理が続く中で、同社の収益安定性と成長性は再評価されると見られています。

まとめ

今回紹介した各企業は、それぞれの分野で構造的な成長や改善の兆しを見せており、長期的な投資対象として注目されています。とくにアップルのAI活用とサービス強化は、2025年以降の成長をけん引するテーマとなる可能性があります。

🎧この記事は音声でもお楽しみいただけます。AIホストによる会話形式で、わかりやすく、さらに深く解説しています。ぜひご活用ください👇

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