イノデータ株が2週間で94%急騰!バロンズが注目したAI裏方銘柄とは

  • 2025年9月19日
  • 2025年9月19日
  • BS余話

2025年9月4日、米国の投資情報メディア「バロンズ」がイノデータ(INOD)を取り上げて以降、同社株は急速に市場の注目を集めています。記事掲載時点で36ドル台だった株価は、その後わずか2週間で大きく上昇し、18日の終値で69.9ドルまで達し、94%の上昇を記録しました。

生成AI開発の「裏方」とも言えるデータラベリング分野で、高い品質と収益性を兼ね備えた小型株として、投資家からの評価が一段と高まっています。
*過去記事「AIを育てるデータ企業、イノデータ株に再注目!バロンズが強気評価

バロンズが注目した「データ品質」という成長ドライバー

バロンズが記事内で指摘した通り、AIモデルの性能を左右するのはアルゴリズムだけではありません。むしろ、トレーニングデータの質こそが精度の鍵を握っており、イノデータはこの分野で強みを発揮しています。

同社はテキストや画像、動画、センサーデータなど、未整理のデータをAI学習用に最適化するアノテーション業務を提供しており、そのクライアントにはマグニフィセント・セブンのうち5社が含まれているとされます。

このように、生成AIの進化を支える「縁の下の力持ち」としての評価が広がる中、株価の上昇は市場の再評価の現れといえます。

業績も好調、黒字転換を達成

イノデータの2025年第2四半期の業績は、前年同期比で79%増の5840万ドルという急成長を記録しました。特筆すべきは、同四半期に720万ドルの純利益を達成しており、前年のブレイクイーブン状態から黒字転換を果たした点です。

AI関連銘柄の中でも、急成長かつ黒字という条件を兼ね備えた企業はまだ少なく、イノデータはその貴重な存在です。また、年間売上成長率は45%を超える見通しであり、AI需要の高まりに伴い、さらなる成長が期待されています。

株価は上昇基調に転じ、注目度もアップ

株価は2025年2月に付けた71ドルの高値から一時は半値近くまで調整しましたが、バロンズの記事が掲載された9月初旬を境に強い反発を見せました。70ドル台近くに回復した現在、市場の注目が集まり始めています。これは、投資家が同社のポテンシャルを徐々に評価し始めたサインと見られます。

AIの裏方で輝くデータラベリング市場に注目

エヌビディア(NVDA)のようなAIチップ企業が脚光を浴びる中、その裏側で支える存在であるデータラベリング企業にも投資家の注目が集まり始めています。イノデータはその代表格であり、成長と収益性の両面で魅力的な投資対象と言えます。

将来の大型AIインフラの礎となる存在として、今後も注視すべき企業の一つです。

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