ドローン需要が爆発!エアロバイロンメントに100%買い評価

  • 2025年9月19日
  • 2025年9月19日
  • BS余話

米国のドローン関連企業エアロバイロンメント(AVAV)が、ウォール街で再び脚光を浴びています。2025年9月18日、BofA証券のアナリストであるロナルド・エプスタイン氏が同社株に対して「買い」評価を新たに発表し、目標株価を300ドルに設定しました。

この発表を受けて、同日の株価は4.2%上昇し、283.43ドルで取引を終えました。年初来で見ると、株価はすでに約77%も上昇しており、好調なパフォーマンスを維持しています。

政策後押しで拡大するドローン市場

アナリストが強気に転じた背景には、米国防総省によるドローン政策の大きな転換があります。国防長官のピート・ヘグセス氏は2025年7月、米軍における無人機技術の導入を加速する政策を打ち出しました。

この政策は、ドローンの生産体制を強化し、前線部隊への供給体制を確立するとともに、軍幹部へのドローン運用訓練も推進するものです。エアロバイロンメントにとっては、こうした政策の恩恵を直接受ける立場にあり、業績成長の追い風となっています。

アナリスト全員が「買い」評価

ファクトセットのデータによると、エアロバイロンメントをカバーしている14人のアナリスト全員が「買い」と評価しており、その比率は100%に達しています。これは、S&P500構成銘柄の平均「買い」比率である55%を大きく上回っています。

平均目標株価は約303ドルとされており、現在の株価水準からさらに上昇の余地があると考えられています。

業績見通しとバリュエーションの注意点

今後3年間で売上は約23%、粗利益は約25%の年平均成長が予想されており、成長期待は非常に高いといえます。

一方で、2026年の予想利益に対する株価収益倍率(PER)は約58倍とされており、これは同社の過去のバリュエーションレンジの中でも高めの水準です。高成長への期待が織り込まれている分、今後の業績が期待通り進むかが注目されます。

投資家が注目すべきポイント

エアロバイロンメントは、無人機技術のパイオニアとしてグローバルに製品を展開しており、防衛分野での需要拡大を追い風に急成長しています。政策的な後押しがある今、業績のブレークスルーが現実味を帯びてきました。

ただし、現在の株価はすでに高い成長を前提とした水準にあるため、短期的にはバリュエーション面での調整リスクも想定する必要があります。それでも、長期的な成長ストーリーに期待する投資家にとっては、注目に値する銘柄です。

*過去記事「エアロバイロンメント株が急騰!好決算と堅調な受注残が投資家心理を刺激

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