コアウィーブに追い風!エヌビディアとの長期契約が明らかに

クラウドインフラ企業コアウィーブ(CRWV)の株価が9月15日の米国市場で大きく上昇しています。きっかけは、エヌビディア(NVDA)との大規模な契約が明らかになったことです。この契約内容が、投資家の懸念を和らげる材料として注目されています。

エヌビディアが未使用クラウド容量を保証

2023年4月10日から実施されていたこの契約により、エヌビディアはコアウィーブのクラウドコンピューティング設備が自社顧客によって使われなかった場合、その未使用分を買い取る義務を負っています。この取り決めは2032年4月13日まで続きます。

エヌビディアは同時にコアウィーブへGPUを供給しており、2025年6月末時点でコアウィーブの株式の6.6%を保有していることもSECの開示書類により判明しました。

コアウィーブの資本支出モデルへの不安を払拭する動き

コアウィーブは2025年に200億〜230億ドル規模の資本支出を予定しており、データセンター設備の構築に積極投資しています。こうした「前のめり」な設備投資に対しては、未稼働インフラが将来的なリスクになるとの懸念もありました。

しかし、今回の契約により、仮に顧客需要が想定を下回った場合でも、エヌビディアが未使用分を吸収することで、収益の安定性が確保されると見られています。コアウィーブ側も「成功ベースの投資」だと繰り返し強調しており、「インフラを用意してから顧客を探すのではない」という姿勢を維持しています。

株価の反応と今後の注目点

発表を受けてコアウィーブの株価は15日昼過ぎの段階で6.24%上昇し、118.75ドルを記録。一方、エヌビディア株は中国での独禁法違反調査報道の影響を受け、0.36%下落しています。

この契約は、AI向けデータセンター市場におけるコアウィーブのプレゼンスを裏付けるものであり、同社の事業モデルに対する信頼感を高める可能性があります。今後、他のクラウドインフラ企業やGPU供給者との提携がどう進展するのかも注目されます。

*過去記事「コアウィーブ急騰の裏にある「AIクラウド需要」の真相とは

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