イーロン・マスクの警備費用は妥当?マグニフィセント7のCEO支出を徹底比較

  • 2025年9月15日
  • 2025年9月15日
  • BS余話

2025年9月14日付のバロンズの記事によると、テスラ(TSLA)のCEOイーロン・マスク氏が、自身の警備体制にかかる費用についてSNS「X」で言及しました。記事は、いわゆるマグニフィセント・セブンのCEOたちにかかる警備費用の実態を掘り下げています。

テスラはマスク氏の警備に年間2.8百万ドルを支出

テスラが提出した2025年の委任状によれば、同社は2024年にイーロン・マスク氏の警備費用として約280万ドルを支出しました。これは週あたり約5.4万ドルに相当し、支払先はマスク氏が所有する企業です。さらに、2025年1月と2月だけで追加の50万ドル(週あたり約6.3万ドル)を支出したことも開示されています。

他社CEOの警備費用と比較すると中間水準

この金額は、マグニフィセント・セブンの中では中程度の水準に位置しています。例えば、メタ・プラットフォームズ(META)は2024年にマーク・ザッカーバーグ氏の警備費に1040万ドルを費やしました。これはグループ内で最も高い金額です。

エヌビディア(NVDA)のジェンスン・フアン氏も350万ドルの警備関連費用が計上されており、「CEOの高い知名度と社外評価」を理由とする正当性が示されています。

その他の企業のCEOにかかる警備費用は以下の通りです。

  • アルファベット(GOOGL):830万ドル(サンダー・ピチャイ氏)
  • アマゾン(AMZN):110万ドル(アンディ・ジャシー氏)
  • アップル(AAPL):80万ドル(ティム・クック氏)
  • マイクロソフト(MSFT):5.8万ドル(サティア・ナデラ氏)

特にナデラ氏については、プライベート旅行に関する費用であることが明記されています。

合計約2700万ドルの警備費用は妥当か?

これら7社のCEOにかかる警備費用を合計すると、年間で約2700万ドルに達します。しかし、これらの企業の時価総額を考えれば、全体の0.0001%に過ぎません。バロンズはこの支出について「投資家が容認できるレベル」と指摘しています。

まとめ

イーロン・マスク氏への警備支出が議論を呼んでいますが、同様の支出は他の巨大テック企業にも見られます。CEOの顔が企業ブランドの象徴となっている現代において、警備費用は避けられない経費の一部と捉えるべきかもしれません。

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