AI革命の中心にいるエヌビディア(NVDA)が、今後5年以内に年間売上1兆ドルに到達する可能性があると注目を集めています。調査会社ニュー・ストリートのアナリスト、ピエール・フェラグ氏は、2030年にはAIインフラへの年間投資額が3〜4兆ドルに達するというエヌビディアの見通しを引用し、その最大の恩恵を受けるのが同社であると分析しています。
AIインフラ支出がもたらす巨大成長
フェラグ氏は、資本支出(Capex)は歴史的に生産性向上の主要な原動力であり、とりわけテクノロジー分野での支出は、サービス経済の成長をけん引してきたと指摘しています。
そして、AIの導入が世界経済全体を変革し、成長を加速させるという強気なシナリオを想定しています。同氏はこう述べています。
「AIが世界経済を変え、成長を加速させるという強気のシナリオにおいて、2030年に3〜4兆ドルの技術インフラ投資がなされるというのは、自然な見通しだ」
この見立ては、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOが決算説明会で語った内容と一致しています。フアン氏は、AIのインフラ支出が今後も急拡大すると強調しました。
データセンター分野での圧倒的シェアが鍵
フェラグ氏によると、エヌビディアは関連するAI市場の55%〜60%を獲得できる可能性があり、それが実現すればデータセンター分野だけで1兆〜1.2兆ドルの売上を生み出せる計算になります。
参考までに、2026年1月期のエヌビディアのデータセンター売上高は、現在ウォール街の予測で1,840億ドルとされています。それが5年以内に5倍以上に成長する可能性があるというのです。
エヌビディアの競合環境と他社の動き
エヌビディアは、ブロードコム(AVGO)やマーベル・テクノロジー(MRVL)などが製造支援する、大手IT企業によるカスタムAIチップと競合しています。しかし、依然として同社のGPUはAI分野で圧倒的な地位を占めており、市場全体の拡大とともに成長余地は極めて大きいと見られています。
なお、マーベル・テクノロジーは最新決算でAIチップ事業への期待に応えきれず、株価が大きく下落しました。これは、エヌビディアの技術優位性と需要の強さを逆に際立たせる結果となっています。
まとめ:1兆ドル達成は夢物語ではない
今後5年間でAI関連の資本支出が急増すれば、エヌビディアがその中心にいるというストーリーは、ますます現実味を帯びてきます。2030年に年間売上1兆ドルという数字は、単なる夢ではなく、具体的な試算に基づいた目標として注目されています。
*過去記事はこちら エヌビディアNVDA
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