2025年8月28日、米国の「今買って後で支払う(BNPL)」フィンテック企業であるアファーム(AFRM)が発表した2025年第4四半期決算は、市場の期待を上回る内容となり、株価は時間外取引で約17%上昇しました。
売上33%増、黒字転換を達成
アファームの第4四半期の売上は、前年同期比33%増の8億7600万ドルとなり、ファクトセットのアナリスト予想(8億3700万ドル)を大きく上回りました。1株当たり利益は20セントの黒字で、前年の14セントの赤字から黒字転換を果たしました。
アファームはこの四半期において、上場以来初めて営業利益ベースでの黒字も達成したと発表しています。
取扱高が過去最高を記録
グロス・マーチャンダイズ・ボリューム(GMV:総取扱高)は前年同期比43%増の104億ドルとなり、前四半期の86億ドルからも大幅に増加しました。COOのマイケル・リンフォード氏は、「第4四半期としては異例の最高GMVとなった」とコメントしています。
2026年度のGMV見通しは460億ドル以上、現在の第1四半期の売上は8億5500万ドル〜8億8500万ドルとガイダンスを示しており、保守的ながらも上振れを意識した内容となっています。
ウォルマートとの関係解消は限定的影響
2025年3月にアファームはウォルマート(WMT)との統合サービス契約を終了しましたが、GMVに占める割合は5%、調整後営業利益では2%にとどまり、決算への影響は限定的でした。
今後はBNPL同業のクラーナに置き換えられる予定ですが、リンフォードCOOは「ダイレクト・トゥ・コンシューマー事業が代替を支える」と述べており、ビジネス全体の成長継続に自信を示しています。
アナリストは評価を維持、株価は年初来31%上昇
証券会社ジェフリーズは決算後もアファーム株の「買い」評価と95ドルの目標株価を維持しました。「信用とマージンは安定的で、むしろ前向き。主要指標では全体的に上振れの余地がある」とコメントしています。
また、ファクトセットによるとアファームをカバーする27社中17社が「買い」評価、10社が「中立」としており、「売り」はゼロでした。
2025年に入りアファーム株は31%上昇しており、決算やアナリストからのポジティブな評価に支えられています。ブロック(XYZ)やペイパル(PYPL)といった競合他社が決算後に下落した中で、アファームは明確に投資家からの信任を得た格好です。
*過去記事はこちら アファーム AFRM
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