アップルが折りたたみ式・曲面ガラスの新型iPhoneを計画

アップル(AAPL)は、今後数年間にわたりiPhoneのデザインを大きく刷新する計画を進めていると報じられています。2025年には超薄型の「iPhone Air」を投入し、2026年には折りたたみ式、さらに2027年には曲面ガラスモデルを発表する見通しです。これは長年取り沙汰されてきた折りたたみ型デバイスの噂に具体性が増した形です。

折りたたみスマホ市場の現状

折りたたみスマホの市場シェアは依然として全体の1.6%程度にとどまっています。この分野では韓国のサムスン電子や中国のファーウェイが先行しています。アップルは2014年に折りたたみ技術に関する特許を取得していましたが、実際の製品化は後発となりました。証券アナリストの郭明錤氏は、折りたたみiPhoneの価格帯が2,000~2,500ドルになると予測しています。

投資家心理と株価への影響

アップルの株価は報道当日の8月25日のプレマーケットで0.4%下落しました。デザイン刷新は熱心なファン層に歓迎される可能性が高いものの、短期的に株価の大きな上昇につながる見込みは限定的と見られています。特に動画視聴を重視するユーザーにとって折りたたみモデルは魅力的ですが、依然としてニッチ市場にとどまる可能性があります。

AI統合の遅れが懸念材料

アップルの最大の課題は、人工知能の統合の遅れです。音声アシスタント「Siri」のAIアップデートは繰り返し延期されており、この点で競合に後れを取っています。アルファベット(GOOGL)はPixel 10にAI機能を強化して投入し、消費者の関心を集めています。さらにアップルはグーグルやオープンAI、アンソロピックとの提携を模索していると報じられていますが、具体的な計画が明らかになるまでは株価の勢いを取り戻すのは難しい状況です。

まとめ

アップルはiPhoneのデザイン刷新で革新性をアピールしようとしていますが、投資家が注目するのはむしろAI戦略の具体化です。折りたたみモデルはブランド力を高める可能性がある一方で、市場全体の成長に比べて影響は限定的です。株価を押し上げる要因となるには、AI統合を含む明確な成長戦略が不可欠といえます。

*過去記事はこちら アップル AAPL

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