アップルがグーグルGeminiをSiriに採用検討、アルファベット株が最高値更新

2025年8月22日、ブルームバーグが報じた内容によると、アップル(AAPL)アルファベット(GOOGL)の生成AI「Gemini」を自社の音声アシスタント「Siri」に活用する可能性を検討しているそうです。このニュースを受け、アルファベットの株価は8月22日の米国市場で一時4%上昇し、207.81ドルと過去最高値を記録しました。アップルの株価も1.4%上昇し、228.10ドルとなりました。

Siri強化に向けたアップルの動き

アップルはこれまで自社開発のAIモデルでSiriを進化させる方針でしたが、開発の遅れによりAI搭載版のSiriのリリースは来年に延期されています。そのため、同社は外部のパートナーとしてアルファベットのほか、オープンAIやアンソロピックなどとも協議を行ってきました。今回の報道では、今後数週間以内に決定が下される見込みであるとされています。

アルファベットを取り巻く規制リスク

アルファベットは米司法省から独占禁止法違反の判決を受けており、裁判所が下す救済措置の内容が注目されています。今後は検索データの共有、Chromeの分離、アップルなど他社との独占契約の禁止といった可能性が検討されています。こうした規制リスクを抱えながらも、同社のAI技術力と市場優位性は投資家から引き続き評価されています。

AI市場での競争と今後の注目点

アップルはAI分野で競合他社に後れを取っているとの指摘が多く、Siriの強化は同社にとって重要な課題となっています。一方、アルファベットはGeminiを武器にAI競争を主導しており、アップルとの提携が実現すれば、両社のAI戦略に大きな影響を与える可能性があります。数週間後に予定されているアップルの判断が、市場や投資家の注目を集めています。

*過去記事はこちら アップル AAPL

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