8月18日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2025年8月18日(月)の米国株式市場は比較的落ち着いた展開でしたが、一部銘柄では劇的な値動きが発生しました。
以下は、18日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

グッドRx・ホールディングス(GDRX)

株価変動: +37.27%
詳細: 処方薬価格の比較と割引サービスを提供する米国企業。ノボ・ノルディスクと提携し、同社の肥満治療薬「ウゴービ」と糖尿病治療薬「オゼンピック」のペン型製品を月額499ドルで提供する新サービスを開始。薬剤へのアクセス向上と価格の透明化が評価され、株価が急騰しました。

デイフォース(DAY)

株価変動: +25.98%
詳細: クラウド型の人事・給与管理ソフトウェアを提供するSaaS企業。プライベートエクイティ大手Thoma Bravoが買収を検討していると報じられたことで、買収期待が高まり株価が大幅に上昇。買収額は未公表ながら、報道を受けて投資家の注目が集中しました。

デュオリンゴ(DUOL)

株価変動: +12.93%
詳細: AIを活用した語学学習アプリ「デュオリンゴ」を提供する米国の教育テクノロジー企業。キーバンクが投資判断を「オーバーウェイト」に引き上げ、シティが新たに「買い」評価でカバレッジを開始。生成AIの競合リスクが過大評価されていたとの見方から、投資家の買いが優勢となりました。

サンラン(RUN)

株価変動: +11.35%
詳細: 米国の住宅用太陽光発電システムの大手インストーラー。米政府が発表した再生可能エネルギー向けの税制優遇策が追い風となり、太陽光発電関連株全体が上昇。政策支援による成長期待から、株価が2日連続で急伸しました。
*関連記事「ファースト・ソーラー9%高、サンラン11%高!再生可能エネルギー株の急伸理由

ファースト・ソーラー(FSLR)

株価変動: +9.69%
詳細: 高効率な薄膜型太陽電池を製造する米国の再生可能エネルギー企業。税制優遇に関する新しいガイダンスが発表され、太陽光発電業界にポジティブな影響が見込まれるとの見方が広がり、株価は続伸しました。

テラウルフ(WULF)

株価変動: +4.57%
詳細: 再生可能エネルギーを活用したビットコインマイニング事業を展開する米国企業。アルファベットがニューヨーク州のLake Marinerデータセンター拡張のため、追加で14億ドルの支援を提供すると発表。アルファベットはその見返りとして同社株3,250万株分のワラントを取得予定であり、資本支援が材料視されました。

ノボ・ノルディスク(NVO)

株価変動: +3.71%
詳細: デンマークに本社を置く世界的製薬会社で、糖尿病・肥満治療薬を主力とする。肥満治療薬「ウゴービ」が米FDAより肝疾患治療薬として承認を取得したほか、糖尿病治療薬「オゼンピック」を米国で月額499ドルで直接販売すると発表。販売拡大による収益増加が期待され、株価が上昇しました。
*関連記事「ノボ・ノルディスク株が急伸!減量薬ウゴービに新たな適応承認

ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)

株価変動: +1.47%
詳細: 米国最大の医療保険会社で、「UnitedHealthcare」および医療サービス部門「Optum」を展開。ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが約500万株(約16億ドル相当)を新規取得したことが明らかとなり、株価が上昇。同業他社にも買いが波及しました。
*関連記事「ウォーレン・バフェットがユナイテッドヘルス株を購入した理由


*過去記事 株価変動

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