8月15日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2025年8月15日(金)の米国株式市場は、ミシガン大学消費者信頼感指数の低下や、ドナルド・トランプ大統領とロシアのプーチン大統領の首脳会談を控え、方向感の定まらない展開となりました。
以下は、15日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ユナイテッドヘルス (UNH)

株価変動: +11.98%
詳細: 米国最大の医療保険会社で、医療保険事業「UnitedHealthcare」と医療サービス事業「Optum」を展開。ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが約500万株(約16億ドル相当)を新規取得したことが明らかになり株価が急騰。同業のエレバンス・ヘルス、モリーナ・ヘルスケア、センティーンも連れ高となりました。

ヌー・ホールディングス (NU)

株価変動: +9.08%
詳細: ブラジル発の大手フィンテック企業で、デジタルバンキングやクレジットカード事業を展開。第2四半期純利益は前年同期比42%増の6億3700万ドルと予想を上回り、顧客数は1億2270万人に到達しました。

オープンドア・テクノロジーズ (OPEN)

株価変動: +4.28%
詳細: オンライン不動産取引プラットフォームを提供する企業で、住宅売買の簡略化を目的としています。CEOキャリー・ウィーラー氏が辞任し、最高技術責任者のシュリーシャ・ラダクリシュナ氏が暫定CEOに就任。市場は経営体制刷新を好感しました。

インテル (INTC)

株価変動: +2.93%
詳細: 米国を代表する半導体メーカーで、PCやサーバー向けプロセッサ、AIチップ、自動運転関連技術も展開。米政府が同社への出資を検討しているとの報道を受け上昇。オハイオ州で進行中の工場建設計画を支援し、国内半導体生産能力強化を目指す狙いがあります。
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クオンタム・コンピューティング (QUBT)

株価変動: -0.39%
詳細: 量子コンピュータ関連ソフトウェアおよびサービスを提供する企業。第2四半期売上は6.1万ドルで前期比増加も、前年同期比で大幅減。研究開発費増加により赤字が拡大しました。

ターゲット (TGT)

株価変動: -1.18%
詳細: 米国全土でディスカウント百貨店を展開する小売大手。バンク・オブ・アメリカが投資格付けを「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げ、目標株価を105ドルから93ドルに下方修正しました。

サンディスク (SNDK)

株価変動: -4.58%
詳細: NAND型フラッシュメモリを基盤としたデータストレージ製品を開発・製造する企業。第4四半期売上は19億ドルと予想を上回ったものの、2300万ドルの赤字となり、アナリスト予想の黒字を下回りました。

アプライド・マテリアルズ (AMAT)

株価変動: -14.07%
詳細: 世界最大の半導体製造装置メーカーで、チップ製造に必要な装置や技術を提供。第3四半期決算は予想を上回ったものの、第4四半期売上高ガイダンス中央値(67億ドル)が市場予想(73.3億ドル)を下回ったため急落。ラムリサーチやKLAなど同業他社株も大幅安となりました。
*関連記事「アプライド・マテリアルズ急落、半導体製造装置株に広がる波紋


*過去記事 株価変動

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