暗号資産取引所ブリッシュ、IPO初日で高騰!市場が評価した強みとは

  • 2025年8月14日
  • 2025年8月14日
  • BS余話

暗号資産取引所ブリッシュ(BLSH)は、ニューヨーク証券取引所への上場初日で約84%の上昇を記録しました。同社は暗号資産ニュースサイト「CoinDesk」を保有しており、ビットコイン価格が過去最高付近の12万ドル超で推移する中、暗号資産市場の強気ムードを背景に好発進となりました。

取引初日の動きと時価総額

ブリッシュ株は公開価格37ドルに対して90ドルで取引を開始、一時118ドルまで上昇しました。その後は利益確定売りなどで68ドルで取引を終えたものの、依然として公開価格を大きく上回る水準です。今回のIPOでは3,000万株を売り出し、約11億ドルを調達。時価総額は約102億ドルとなりました。

著名経営陣と投資家

CEOを務めるのは、ニューヨーク証券取引所の元社長であるトム・ファーリー氏です。また、ピーター・ティール氏率いるFounders FundやThiel Capital、Galaxy Digitalなど著名な暗号資産関連企業が初期投資家として名を連ねています。さらに、ブラックロックやARKインベストメントがIPO価格で最大2億ドルの株式取得に関心を示していました。

業績見通しと暗号資産保有

ブリッシュは2025年第1四半期に赤字を計上しましたが、第2四半期には1億610万~1億910万ドルの利益を見込んでいます。企業資産として約20億ドル相当の暗号資産を保有しており、その大半はビットコイン、その他にイーサリアムやステーブルコインも含まれます。

分析と今後の展望

Compass Point Research & Tradingのアナリストは、ブリッシュがビットコインとイーサリアムに重点を置くことで、他の暗号資産取引所に比べて価格変動リスクが低い可能性を指摘しています。とはいえ、暗号資産関連銘柄である以上、高いボラティリティは避けられません。暗号資産市場の上昇が続けば、ブリッシュの成長にも追い風となりそうです。

🎧この記事の内容は音声でもお楽しみいただけます。コメンテーター二人のやり取りで分かりやすく解説していますので、ぜひご利用ください。👇

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG