マスターカード、Q2好決算で株価上昇!消費支出は堅調

  • 2025年8月1日
  • 2025年8月1日
  • BS余話

2025年7月31日、クレジットカード大手のマスターカード(MA)が2025年第2四半期決算を発表し、売上・利益ともに市場予想を上回ったことから、同社の株価は一時3%高となりました。

調整後1株利益は4.15ドル、売上は前年同期比17%増

マスターカードの調整後1株あたり利益は4.15ドルとなり、ファクトセット調べによるアナリスト予想の4.03ドルを上回りました。売上は81億ドルで、前年同期から17%の増加となり、こちらも市場予想の79.3億ドルを上回っています。

決済ネットワーク部門の売上は13%増加しており、これは取扱高や国境を越えた決済取引、スイッチトランザクションの増加によるものです。

アメリカン航空との独占契約を延長 CEOは好調な契約獲得を強調

マスターカードの最高経営責任者マイケル・ミーバッハ氏は、最近の「好調な契約獲得の勢い」に言及し、アメリカン航空との独占契約延長などを例に挙げました。

「今後のビジネスチャンスに対して当社は良い位置におり、引き続きイノベーションを推進していきます」と、決算発表の中でコメントしています。

健全な消費支出が業績を支える

同じく好調な決算を発表したビザ(V)に続き、マスターカードの今回の結果は、消費者支出の強さを示す内容となりました。

ミーバッハCEOは決算説明会で「消費支出は健全に推移しており、低い失業率とインフレを上回る賃金の伸びによって支えられています」と発言しました。これは富裕層だけでなく、一般消費者層でも共通の傾向としています。

マクロ経済の不確実性はあるものの、楽観的な見通し

同CEOは「政府の政策対応や地政学的リスクによりマクロ経済の不確実性は続いている」と述べつつも、消費支出を支えるファンダメンタルズが堅調であることから、マスターカードの成長見通しに自信を示しています。

*過去記事「マスターカードとフィサーブが提携!FIUSDで決済革命が始まる

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