<マイクロソフト決算続報>株価が時間外で8.5%急騰、時価総額4兆ドルが現実に

マイクロソフト(MSFT)が2025年7月30日に発表した第4四半期決算は、クラウド事業「Azure」の加速成長が好感され、株価は時間外で8.5%上昇しました。市場が注目したのは、予想を上回る業績に加え、今後のガイダンスと支出戦略の明確化です。
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強気のガイダンスが株価をさらに押し上げる

決算発表後のカンファレンスコールで、最高財務責任者(CFO)のエイミー・フッド氏は、2026年度に「売上と営業利益の両方で2ケタ成長を見込んでいる」と明言しました。これを受けて、時間外取引では株価がさらに上昇し、556.60ドルに達しました。時価総額4兆ドルに必要な水準(538.13ドル)を大きく上回り、エヌビディア(NVDA)に次ぐ2社目の4兆ドル企業誕生が目前に迫っています。

インフラ投資は引き続き高水準、ただし成長は鈍化へ

注目されたAIインフラ関連の支出については、2026年度に成長率が鈍化することがあらためて確認されました。2025年度の設備投資は244億ドルで、市場予想の214億ドルを上回る結果でしたが、2026年度の初期四半期だけで300億ドルの支出を見込んでいます。ただし、年間を通じた支出の成長率は2025年度を下回る見通しです。

クラウド競争で一歩先を行くマイクロソフト

今回のAzure成長率(39%)は、アルファベット(GOOGL)のクラウド部門の好調な決算に続く形となりましたが、Azureの勢いは依然として業界トップクラスです。年間売上750億ドルを超えたAzureは、今後の生成AIや企業向けサービスにおいてもさらなる拡大が期待されます。

成長期待が投資家心理を後押し

マイクロソフトの株価は2025年初来で22%上昇しており、今回の決算はその上昇トレンドをさらに加速させる材料となりました。AI、クラウド、インフラの3本柱を軸に、持続的成長への期待が一段と高まっています。

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