7月28日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

7月28日( 月)の米国株式市場は、ドナルド・トランプ大統領が欧州連合(EU)との間で貿易合意を発表したことを受けて、主要銘柄が大きく動きました。週内には企業決算ラッシュ、FRBの金利発表、7月の雇用統計、そして8月1日の関税発動期限が控えており、市場の注目度は高まっています。
以下は、28日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD)

株価変動: +4.32%
詳細: AMDはCPUやGPUなどの半導体製品を開発・販売する米国テクノロジー企業です。UBSが目標株価を210ドルに引き上げ、「買い」評価を継続したことで、AI需要への期待も高まり大幅上昇となりました。
*関連記事「AMD株が上昇中、AIチップ事業に改善の兆し

ナイキ (NKE)

株価変動: +3.89%
詳細: ナイキは世界的なスポーツ用品メーカーで、アパレル・フットウェア分野で高いブランド力を誇ります。JPモルガンが格上げと目標株価引き上げを発表し、業績回復への期待から株価が上昇しました。
*関連記事「ナイキ株が急騰 「Just Buy It」――サッカーW杯を追い風にJPモルガンが格上げ

テスラ (TSLA)

株価変動: +3.02%
詳細: テスラは電気自動車とエネルギー製品を製造・販売する米国企業です。EUへの自動車関税導入と、サムスンとのAIチップ製造契約が好感され、株価が反発しました。

ASML (ASML)

株価変動: +2.63%
詳細: ASMLはオランダに本社を置く半導体製造装置の世界的リーダーで、極端紫外線(EUV)リソグラフィ装置を供給しています。米EU間の貿易合意を受け、欧州半導体株への期待感から上昇しました。

ボーイング (BA)

株価変動: +1.44%
詳細: ボーイングは民間航空機と軍用機を製造する米航空宇宙企業です。ストライキ懸念が高まる中でも株価は上昇し、投資家の先回り買いが入ったと見られます。

シェニエール・エナジー (LNG)

株価変動: +1.38%
詳細: シェニエール・エナジーは米国最大級の液化天然ガス(LNG)輸出業者です。EUが7500億ドル相当の米国製エネルギー製品を購入する貿易合意を受けて買いが入りました。

ロッキード・マーチン (LMT)

株価変動: +0.04%
詳細: ロッキード・マーチンはF-35戦闘機などを製造する米国防衛産業の中核企業です。EUが米国製軍事装備を大量に購入するとの報道があったものの、株価は横ばいにとどまりました。

チャーター・コミュニケーションズ (CHTR)

株価変動: -3.71%
詳細: チャーター・コミュニケーションズは「Spectrum」ブランドで知られるケーブルテレビとインターネットサービスを展開する通信大手です。前週の決算で加入者数が大幅に減少し、株価は連日の下落となりました。

リビティ (RVTY)

株価変動: -8.32%
詳細: リビティはヘルスサイエンス分野に特化した米国企業で、バイオ医療や分析機器を提供しています。第2四半期決算で調整後利益の通期見通しを引き下げ、市場の失望を招いたことで大幅下落となりました。


*過去記事 株価変動

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG