エヌビディア株が過去最高値を更新!AI投資加速が追い風に

2025年7月25日、半導体大手のエヌビディア(NVDA)の株価が一時174.72ドルに達し、過去最高値を更新しました。その後株価は下落し、終値は0.14%安の173.5ドルとなりましたが、その勢いは市場の注目を集めています。

AI関連の大型決算を前に一服感があるものの、エヌビディア株は依然として堅調です。今後発表されるテック大手の決算により、AIインフラへの投資拡大が確認されれば、さらなる株価上昇も見込まれます。

アルファベットの設備投資引き上げがポジティブ材料に

検索エンジン大手のアルファベット(GOOGL)は、2025年の設備投資計画を13%引き上げ、850億ドルに達すると発表しました。エヌビディアはグラフィックス処理ユニット(GPU)市場のリーダーであり、同社の製品はクラウド顧客向けにも提供されていることから、この投資拡大は追い風となっています。

アルファベットは、最新の「Gemini」AIを自社開発のTPUで訓練したと説明しているものの、GPUの提供を継続する方針を決算説明会で強調しています。TPUの開発はブロードコム(AVGO)と共同で行われています。

メリウス・リサーチのアナリスト、ベン・ライツェス氏は「設備投資ガイダンスの引き上げは、サーバーとデータセンターの需要増加に対応するため」と指摘しており、特にGoogle Cloudが第2四半期に強い成長を記録したことが背景にあります。

今後はアマゾン、マイクロソフト、メタの決算に注目

来週にはアマゾン(AMZN)、マイクロソフト(MSFT)、メタ・プラットフォームズ(META)といったテクノロジー大手の決算が控えています。

  • アマゾンは年間1000億ドルの設備投資を見込んでおり、
  • マイクロソフトは約800億ドルの投資計画を維持しています。
  • メタも最大720億ドルの年間投資を予定しています。

これらの企業が発表するAI関連の支出やデータセンター建設の動向が、エヌビディアをはじめとする半導体銘柄の今後の株価を左右する重要な要因となります。

他の半導体銘柄の動き

他の注目銘柄では、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が2.7%上昇、ブロードコム(AVGO)も0.5%高と堅調に推移しています。AI投資の波は半導体業界全体にポジティブな影響を与え続けています。


このように、AIインフラへの需要の高まりとテック大手の設備投資計画は、エヌビディア株にとって引き続き強力な上昇材料となっています。来週以降の決算発表にも注目が集まります。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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