サービスナウ決算で株価7%上昇!AI革命が追い風に

エンタープライズソフトウェア企業のサービスナウ(NOW)が7月23日、2025年第2四半期決算を発表し、売上・利益ともに市場予想を上回りました。生成AIの導入が業績に貢献したことが明らかとなり、時間外取引で株価は7%上昇しました。

サブスクリプション売上は前年比22.5%増

サービスナウの第2四半期におけるサブスクリプション売上は31億1,000万ドルで、前年同期比22.5%増となりました。ファクトセット調べのアナリスト予想(30億3,000万ドル)を上回る結果です。全体の売上は32億2,000万ドルで、こちらも市場予想の31億2,000万ドルを上回りました。

調整後1株あたり利益(EPS)は4.09ドルで、こちらもアナリスト予想の3.57ドルを大きく上回っています。

AI関連取引が50%増加

CEOのビル・マクダーモット氏は、「AI革命は完全に軌道に乗っており、境界がない」と述べ、AI技術の需要増加が業績拡大に直結していると強調しました。同氏によれば、第2四半期のAI関連取引は前四半期比で50%増加したとのことです。

同社は、企業内の複雑なシステムやクラウド、データソース、大規模言語モデル、AIエージェントなどを統合するソリューションを提供しており、これが多部門を横断する業務効率化を求める企業ニーズと合致しています。

一部の旧型CRMは“絶滅”の危機と警告

マクダーモット氏は、AIによる業務自動化が進む中で、従来型の顧客管理(CRM)システムは「絶滅レベルの脅威」に直面していると指摘しました。今後はAIを活用した統合型プラットフォームへの移行が加速すると見られます。

通期ガイダンスも上方修正

第3四半期のサブスクリプション売上について、サービスナウは32億6,000万ドル〜32億6,500万ドルと予想しています。これはアナリスト予想の32億700万ドルを上回っています。

また、通期のサブスクリプション売上見通しも引き上げ、従来の126億4,000万〜126億8,000万ドルから127億7,500万〜127億9,500万ドルへと修正しました。

まとめ

AIエージェントの導入が企業のDXを加速させている中、サービスナウはこのトレンドを的確に捉え、力強い成長を遂げています。AI活用による競争優位性を背景に、同社の今後の動向には引き続き注目が集まりそうです。

*過去記事「ソフトウェア業界に希望の光:サービスナウの快進撃と市場の期待

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