J.P.モルガンが強気評価 AIブームを支える半導体3銘柄

2025年7月18日、米大手証券会社J.P.モルガンは、人工知能(AI)向け半導体需要の力強さを背景に、今後の決算発表を控えた一部の半導体株に注目すべきだと指摘しました。

注目の3銘柄:エヌビディア、ブロードコム、マーベル・テクノロジー

J.P.モルガンのアナリスト、ハーラン・サー氏は、AIやアクセラレーテッド・コンピューティングの需要が引き続き強いとして、以下の3社を「オーバーウェイト(買い推奨)」に設定しています。

  • エヌビディア(NVDA)
  • ブロードコム(AVGO)
  • マーベル・テクノロジー(MRVL)

これらの企業は、地政学リスクや貿易摩擦といった不透明なマクロ環境においても、相対的に安定した成長が期待できるとの見方が示されました。

高速ネットワーク技術に強みを持つブロードコムとマーベル

AI向けコンピューティング基盤には、高速なネットワーク接続が欠かせません。サー氏は、ブロードコムのスイッチ製品や、マーベルの光接続ソリューションがこの分野で重要な役割を果たすと述べています。

また、エヌビディアは、大規模データセンター向けのAIハードウェアにおいて「既製品のリーダー」であるとも評価されています。

今後数年にわたって続くAI投資の拡大

同アナリストは「AIは半導体業界全体の中でも、最も成長が期待される分野の一つ」とし、今後数年間にわたって企業によるディープラーニングおよびAI関連投資が急拡大し、エンタープライズやエッジコンピューティング分野にも広がっていくと予想しています。

TSMCも楽観的な見通しを維持

前日の7月17日には、TSMC(TSM)が決算発表を行い、AI需要に対する強いトレンドが今後も継続すると発表しました。同社は、2025年下半期に向けた顧客行動の変化も確認されていないとしています。

まとめ

J.P.モルガンのレポートとTSMCの発言は、AIブームが一過性のものではなく、今後も半導体業界全体に大きな成長機会をもたらすことを示しています。決算シーズンに入るなかで、エヌビディア、ブロードコム、マーベル・テクノロジーの動向は、引き続き注目されそうです。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA ブロードコム AVGO マーベル・テクノロジー MRVL

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