エヌビディア株が上昇、TSMCの好調な決算が追い風に

2025年7月17日の米国市場でエヌビディア(NVDA)の株価が1%上昇し、終値は173ドルとなりました。これは、同社の主力市場である中国へのアクセスが再び可能となったこと、そして主要サプライヤーである台湾積体電路製造(TSMC)の好決算が背景にあります。

TSMCが61%の利益成長を発表、AI需要が原動力

エヌビディアのAIチップを製造するTSMC(TSM)は、2025年第2四半期に61%の利益成長を記録しました。同時に、年間の売上見通しも引き上げられており、AI関連事業の伸びが引き続き業績を支えていることが明らかになりました。

ジェフリーズの株式セールススペシャリスト、ウィリアム・ビーヴィントン氏は、「TSMCのAIに関するトーンは3カ月前よりも前向きになっており、これは各国政府の需要や世界中で進行しているギガワット級データセンター計画を反映している」と指摘しています。

「AIメガトレンドは続く」──エヌビディアの存在感

TSMCの決算説明会では、CEOの魏哲家氏がAI分野の成長を牽引する企業としてエヌビディアのCEO、ジェンスン・フアン氏に言及し、「AIの需要が強まっていることは、時価総額4兆ドルの企業のCEOを見れば分かる」とコメントしました。これは、エヌビディアがAIチップ市場において依然として圧倒的な地位にあることを示唆しています。

中国市場への復帰がさらなる追い風に

エヌビディアは今週、米中間の通商交渉の一環としてH20 AIチップの中国向け販売が再び許可されたことが明らかになりました。フアンCEOは北京での記者会見で中国のテクノロジー開発を称賛し、同国市場における事業展開の重要性を改めて強調しました。

まとめ

エヌビディアの株価上昇は、AI需要の継続的な拡大とTSMCの力強い業績に支えられています。中国市場への再進出も重なり、今後の展開に注目が集まっています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG