7月14日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

7月14日(月)の米国株式市場は、週末にトランプ大統領が発表した欧州連合およびメキシコへの30%関税導入方針にもかかわらず、上昇に転じました。市場参加者は地政学的リスクを織り込みつつ、企業業績や個別要因に注目を集めています。
以下は、14日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ネビウス・グループ (NBIS)

株価変動: +17.27%
詳細: 人工知能(AI)分野に特化したクラウド企業、ネビウス・グループは、ゴールドマン・サックスが「買い」推奨を行ったことを背景に株価が急騰しました。
*関連記事「ネビウス・グループ株が急騰、ゴールドマン・サックスが強気予想

オートデスク (ADSK)

株価変動: +5.05%
詳細: 建築・エンジニアリング・製造業向けのソフトウェアを開発するオートデスクは、PTCの買収を見送ると発表。今後は有機的成長と小規模な買収に注力する方針が好感され、株価は大幅に上昇しました。

ファスナル (FAST)

株価変動: +4.16%
詳細: 工業用ファスナーや消耗品を提供する流通業者ファスナルは、第2四半期の業績が予想を上回り、営業利益率も前年同期比で改善。業績の安定感が投資家から評価され、株価が上昇しました。

マイクロストラテジー (MSTR)

株価変動: +3.78%
詳細: ビジネスインテリジェンスソフトを提供するマイクロストラテジーは、ビットコイン価格の上昇を受けて株価が反発。大量のビットコイン保有により、同社株は仮想通貨市場と高い連動性を持ちます。

ケンビュー (KVUE)

株価変動: +2.25%
詳細: 「バンドエイド」や「タイレノール」などの消費者向け医薬品ブランドを持つケンビューは、CEO交代と戦略的レビューの実施を発表。企業価値の最大化を目指す方針が投資家に好感されました。

コインベース・グローバル (COIN)

株価変動: +1.80%
詳細: 米国最大手の仮想通貨取引所を運営するコインベースは、ビットコイン価格の上昇を追い風に、取引量の増加が期待され、株価が上昇しました。

ロビンフッド・マーケッツ (HOOD)

株価変動: +1.65%
詳細: 個人投資家向け証券アプリを提供するロビンフッドは、仮想通貨の価格上昇によりユーザーの取引活性化が進み、株価も上昇。若年層を中心とした投資家に人気です。

ボーイング (BA)

株価変動: +1.62%
詳細: 世界最大級の航空機メーカーであるボーイングは、インドの航空事故に関して設計・製造上の問題がなかったことが判明し、リスク回避的な買いが入りました。

テスラ (TSLA)

株価変動: +1.08%
詳細: 電気自動車およびエネルギー製品を開発・販売するテスラは、年初来22%以上の下落から反発。短期的な買い戻しの動きが入っています。

エヌビディア (NVDA)

株価変動: -0.52%
詳細: AIおよびグラフィックス用半導体で世界をリードするエヌビディアは、過去最高値更新後の利益確定売りで小幅に下落。CEOの中国訪問が注目される局面です。

PTC (PTC)

株価変動: -1.25%
詳細: 製造業向けソフトウェアを手掛けるPTCは、オートデスクによる買収観測の後退を受けて下落。市場の期待が一時的に剥落しました。

シノプシス (SNPS)

株価変動: -1.74%
詳細: 半導体設計用EDAソフトの大手シノプシスは、アンシス買収に関して中国の承認を得たものの、材料出尽くし感から株価は調整局面に入りました。
*関連記事「シノプシスによるアンシス買収、ついに中国当局が条件付き承認

リヴィアン・オートモーティブ (RIVN)

株価変動: -2.15%
詳細: 電動ピックアップトラックの開発で注目されたEVメーカーのリヴィアンは、販売見通しの下方修正を背景にグッゲンハイム証券が格下げ。業績懸念が広がり、株価は下落しました。

ウォーターズ (WAT)

株価変動: -13.81%
詳細: 質量分析装置などの分析機器を提供するウォーターズは、ベクトン・ディッキンソンとの合併発表を受けて大幅に下落。買収評価に懐疑的な見方が広がっています。


*過去記事 株価変動

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