7月2日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

7月2日(水)の米国株式市場では多くの銘柄が上昇しました。特に注目を集めたのは、米国とベトナムの貿易協定締結というポジティブニュース。これを受けてアパレルやEV(電気自動車)関連株に動きが見られました。
以下は、2日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

グリーンブライヤー (GBX)

株価変動: +21.09%
詳細: グリーンブライヤーは米国の鉄道車両メーカーで、鉄道貨車やメンテナンスサービスを提供しています。第3四半期決算が予想を上回り、営業利益率のガイダンス引き上げも発表。鉄道輸送需要の回復期待から株価は急騰しました。

ベリント・システムズ (VRNT)

株価変動: +15.33%
詳細: ベリント・システムズはコールセンター向けの顧客対応ソフトウェアを開発する米国企業。プライベートエクイティ大手のトーマ・ブラボーによる買収交渉が報じられたことで、買収プレミアムへの期待感から株価が急上昇しました。

リゲッティ・コンピューティング  (RGTI)

株価変動: +15.45%
詳細: リゲッティは量子コンピュータ技術を開発する米国スタートアップ。カンター・フィッツジェラルドが「オーバーウェイト」の格付けを付与し、技術革新期待が高まり株価が大幅上昇しました。

イオンキュー (IONQ)

株価変動: +11.60%
詳細: イオンキューは量子コンピュータのハードウェア・ソフトウェア開発を手がける企業。カンターフィッツ・ジェラルドによる好意的な評価を受けて、成長分野としての注目が集まり株価が上昇しました。

クオンタム・コンピューティング (QUBT)

株価変動: +10.78%
詳細: クオンタム・コンピューティングは米国の量子ソフトウェア企業で、商業用途向け量子アプリケーションを開発。アナリストが目標株価15ドルとしたこで上昇しました。

ディーウェーブ・クアンタム (QBTS)

株価変動: +7.83%
詳細: ディーウェーブは量子アニーリング技術を用いた量子コンピュータを開発するカナダ企業。アナリストの好意的評価を受け、株価は大きく上昇しました。

テスラ (TSLA)

株価変動: +4.97%
詳細: テスラは電気自動車と再生可能エネルギー製品を手がける米国企業。第2四半期納車台数は前年比で減少したものの、市場予想と一致したことで株価は反発しました。
*関連記事「テスラ、第2四半期の納車台数が市場予想にほぼ一致し株価反発

コンステレーション・ブランズ (STZ)

株価変動: +4.48%
詳細: コンステレーション・ブランズはコロナビールやワインで知られる米国の大手酒類メーカー。売上減にもかかわらず、通期見通し維持を発表し、安心感から株価は上昇しました。

ナイキ (NKE)

株価変動: +4.06%
詳細: ナイキは世界最大のスポーツ用品ブランドで、製造の多くをベトナムで行っています。米越貿易協定の好影響により株価が上昇しました。

オン・ホールディング(ONON)

株価変動: +2.85%
詳細: Onはスイス発の高性能ランニングシューズメーカー。ベトナム製造拠点が貿易合意の恩恵を受けると期待され、株価が上昇しました。

アップル (AAPL)

株価変動: +2.22%
詳細: アップルはiPhoneやMacなどで知られる米国のテクノロジー企業。アナリストの投資判断引き上げと業績期待を受け、株価が上昇しました。

ルルレモン・アスレティカ (LULU)

株価変動: +0.48%
詳細: ルルレモンはヨガウェアで知られるカナダ発のアスレジャーブランド。ベトナムとの貿易合意による製造コスト減が期待され、わずかに株価上昇しました。

アドビ (ADBE)

株価変動: -3.48%
詳細: アドビはPhotoshopやAcrobatで知られる米国のソフトウェア企業。競合のFigmaによるIPO準備と、アナリストの格下げが株価下落の要因となりました。
*関連記事「アドビ株が下落、生成AIの影響で「売り」評価に

リヴィアン・オートモーティブ (RIVN)

株価変動: -4.45%
詳細: リヴィアンは電動SUVやピックアップトラックを製造する米EVメーカー。第2四半期の納車台数が減少したことを受けて、株価は下落しました。

センティーン (CNC)

株価変動: -40.37%
詳細: センティーンは米国の大手医療保険会社。加入者の減少と健康リスクの上昇により業績見通しを撤回し、株価は急落しました。
*関連記事「米医療保険市場に激震!センティーン株が急落、ACAプランの悪化で業績見通し撤回


*過去記事 株価変動

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG